4月26日、長崎県知事 中村法道 氏に本学の「第2回将来設計フォーラム」の特別講師としてご講演を行っていただきました。演題は『人口減少と県内定着について ~長崎県の「地方創生」~』。
会場の3号館6階大講義室は、詰めかけた学生と教職員によって熱気に包まれました。
講話の概要は次のとおり。
このままで推移すればわが国の人口は2110年に4,286万に減少の見込み。この影響によって交通利便性、買い物アクセス、医療・福祉サービスが低下、防災・防犯上の悪影響も懸念される。本県も例外ではない。長崎県人口ビジョンでは、2060年に100万人程度の人口水準確保を目指す。
本県の年齢別社会移動の状況は、年約5~6千人の転出超過が常態化しており、その大半を若年層が占める。本県は、離島・半島地域を多く抱え、人口減少や少子高齢化が全国よりも早く進行する。第一にしごとを創り、育てる。第二にまちを創り、支えあう。第三にひとを創り、活かす。この循環で2030年に希望出生率2.08を達成させ、2040年に社会移動を均衡させたい。
なかでも大学生の県内就職促進のため、学生が早い段階から県内企業と直接交流できる機会作り、県外進学者への県内就職促進、人材確保に向けた企業の魅力向上に努めたい。奨学金変換アシスト事業も実施中。
また本県は暮らしやすい県でもある。ぜひ本県への就職等願いたい。
なお「将来設計フォーラム」とは、本学キャリアセンターが運営する正規カリキュラムでの就職支援プログラム。詳しくはこちらを参照。/53_Enhancement2/index.html#support