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文部科学省の「科学技術白書」に本学の研究技術が掲載される

 このほど「科学技術白書(平成22年版)」が文部科学省より発行され、その中に本学の研究技術が取り上げられた。
 掲載されているのは「バイオマスエネルギー技術」と「都市エリア産学官連携促進事業」で、研究内容と成果が詳しく紹介されている。

 白書では、地球温暖化問題の解決を目指す研究開発のうち温室効果ガス排出量の緩和技術として、「バイオマスエネルギー技術」が、離島等の地域でのエネルギーの地産地消につながり、再生可能エネルギーのうちの有望な技術の一つである、と解説。次世代太陽光電池や燃料電池、スマートグリッド技術と並んで紹介されている。

 また、本学も含めて産官学で取り組んでいる「都市エリア産学官連携促進事業」も、安全で質の高い国民生活に貢献する科学・技術の中の、地域との連携で取り組む健康増進事例で紹介されている。
 これは都市エリア産学官連携促進事業の、田中義人情報学部知能情報学科教授をサブリーダとする「予防・在宅医療システムの開発と検証」グループの取り組みで、在宅患者のバイタル情報を無線機と携帯端末を介してネットワークにつなぎ情報管理するシステムのことで、医師不足に悩む過疎地域の住民の予防・在宅医療をサポートすることを目的としている。


「科学技術白書」は文部科学省のホームページで閲覧できる。


○文部科学省 科学技術白書
(第1章 未来を切り拓き課題解決に貢献する科学・技術 P.10にバイオマス、P.27に長崎県都市エリアが紹介)
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa201001/1294965.htm

○関連情報
・次世代エネルギーに関する取り組み「バイオマス燃料製造の研究」(PDF)
/pdf/NIAS_sakai.pdf

・「農林バイオマス3号機」が実用化へ向かう
/cgi-bin/news/news_view.cgi?KEY=1194

・産官学連携レポート「坂井教授(バイオマス)、田中教授(都市エリア)」
/pdf/NiAS_Part3_P37-38.pdf

バイオマスエネルギー技術開発の坂井正康客員教授

バイオマスエネルギー技術開発の坂井正康客員教授