長崎県内の学生と中小企業のものづくり交流を目的に、民間発の産学官金連携により立ち上げられた企画『第2回スマコマながさき電動バイクコンテスト』が11月8日、長崎市のあたご自動車学校で開催され、本学学生チームが参加しました。
コンテストは、8月に大会実行委員会から支給されたモーターやバッテリーを廃品のバイクや自転車に搭載してオリジナルの電動バイクを各校で組み上げて製作し、大会当日、そのバイクを使用して各競技が行われます。審査は、電動バイクの走る速さを競う「タイムトライアル」と、一本橋といわれる長さ15m、幅30cmのコースを低速で進んだ時間の長さをを競う「一本橋」、そして全て走り終えた後のバッテリー残量で総合的に評価されます。
今大会のバイク部門には、長崎大学から3チーム、大村工業高校から1チーム、本学からは、機械工学コース、電気電子工学コース、大学院の学生、計14名から編成された2チーム(A・B)が参加しました。本学チームの最高位は惜しくも総合2位。敗因は、優勝候補の本学Bチームがタイムトライアルレースに於いてタイム1秒を切る僅差で長崎大学Bチームに敗れたことでした。
結果、昨年獲得した優勝杯を長崎大学へ譲ることとなり、学生たちは来年に向けてバイクの改良やライダーのコンディションを相談するなど、早くも次回へ向けての挑戦は始まっているようでした。
また、バイク部門とは別に3輪以上の部門に長崎県内高校4校が参加し、プレゼンテーションや競技が行われました。
大会では高校生・大学生・長崎の企業の参加者が「ものづくり」を通して交流し、共にレースの行方や他チームの製作したバイクの出来栄えに歓声を上げたりと、活気あるコンテストとなりました。
最後に、スマコマながさき実行委員会の樫山和久委員長は、「小さいことから少しずつ活動を始めて、長崎の地から世界へ、新しい技術を広げていくようになりたい。長崎の若い人たちに地元の企業の技術を知ってもらえるよう、来年もまたこの大会を開催したい。」と挨拶し、大会の幕を閉じました。
※「スマコマながさき」とは、長崎県の中小企業と学生がものづくりを通して交流し、早い段階からのものづくりの体験とお互いの認知ができる機会を創造し、長崎の若い力による産業の先鋭化を目指す、民間発の本物の産学官金の取り組みです。
スマコマ
=small and medium enterprises and academia collaboration Manufacturingの略
□コンテスト告知の新聞記事
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