NEWS

長崎商業高等学校と教育活動の連携協力に関し協定を締結しました(12月2日)

長崎総合科学大学・長崎市立長崎商業高等学校 連携協定締結式

2025年12月2日、本学と長崎商業高等学校は、教育活動及び指導内容の相互理解を深めるため、情報交換及び交流を行い、高校生の視野を広げ、進路に対する意識や学習意欲を高めるとともに、大学の教育研究内容への理解を深め、もって高校教育・大学教育の接続と連携を図り、地域社会の発展と科学技術人材育成に寄与することを目的として、連携協定を締結しました。

【左から】白石 邦俊 校長  黒川 不二雄 学長

連携協定締結式

日時:2025年12月2日(水) 10時00分~

会場:長崎総合科学大学 3号館4階 会議室

出席者

  • 長崎市立長崎商業高等学校
    • 白石 邦俊  校長
    • 浦田 恵子  教頭
    • 角谷 明彦  進路指導主任教諭
    • 寺井 裕次郎 情報科主任教諭
    • 松尾 佐和子 商業科主任教諭
  • 長崎総合科学大学
    • 黒川 不二雄 理事長・学長
    • 上野 恒信  常務理事・事務局長
    • 大山 健   副学長
    • 廣瀬 圭一  副学長
    • 蒲原 新一  教務部長
    • 清山 浩司  電気電子情報コース長
    • 川添 薫   医療工学コース 教授
    • 佐藤 雅紀  知能情報コース長
    • 藤原 章  経営情報コース長

長崎総合科学大学 黒川 不二雄 学長挨拶


皆さま、本日はご多用のところ、長崎市立長崎商業高等学校と本学・長崎総合科学大学との教育活動に関する連携協定の締結式にご臨席賜り、誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。

今回の協定締結は、長崎商業高校の総合ビジネス科におけるマネジメント教育、情報科における専門的な学びをさらに深めるとともに、教職員の研修など、多方面にわたる教育活動を本学が支援し、高校生の皆さんの学びをより豊かなものへと発展させることを目的としています。

ご承知のとおり、長崎が現在直面している最大の課題は、少子化と人口減少、そして本県の産業を今後どのように展開していくかという点にあります。企業はエンジニアだけで成り立っているわけではなく、商業、法律、情報、さまざまな分野の人材が連携することで成り立つ“集合体”です。人口減少が進む中、こうした多様な分野が互いにタッグを組み、相乗効果を生み出していくことが、これまで以上に重要になってまいります。

本学は理工系大学ではありますが、これまでにも商業高校出身の学生が入学し、幅広い分野で学びを積み重ねてきました。 理系・工業系のイメージが強い本学と、商業教育の伝統を持つ長崎商業高校が互いの強みを生かしながら関係を深めていくことは、長崎の産業発展、地域の未来づくりにも大きく寄与するものと確信しております。

また、本学では理工系のみならず、情報、マネジメント、医療といった幅広い分野の教育を展開しており、数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)や、日商アソシエイトマスターなどの特色ある教育プログラムも整備しています。高校生の皆さんには、大学での講義だけでなく、研究活動にもぜひ触れていただき、より深い学びと交流の場を共に創り上げていきたいと考えております。

本日の締結は、両校の新たな連携のスタートです。今後、どのように協力を深め、次代を担う人材を育てていくのか、教職員一同、皆さまとともに真剣に考え、取り組んでまいりたいと思います。

最後になりますが、本協定の実現にご尽力いただいた白石校長先生をはじめ、長崎商業高校の先生方、並びにご関係の皆さまに深く感謝申し上げます。本日のご縁を礎に、より良い教育連携を築いていけることを心より期待しております。

本日は誠にありがとうございました。