NEWS

「世界遺産国際シンポジウム」に林 一馬学長が出演(3/22)

 3月22日(日) 14:00から、長崎歴史文化博物館において「世界遺産国際シンポジウム」が開催された。
 このシンポジウムは、世界遺産の暫定リスト入りをしている「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」に対して、長崎県の招きで国際機関の専門家が現地視察に訪れたのにあわせて、長崎県主催、長崎市、佐世保市教育委員会、平戸市、五島市、南島原市、小値賀町、新上五島町共催、文化庁、カトリック長崎大司教区後援で開催されたものである。
 まず、ユネスコの世界遺産登録を審査する専門機関イコモスの元アドバイザーでかつ専門諮問機関イクロムの元所長:ユッカ・ヨキレット氏が「世界遺産における近年の動向について」、イコモスの前事務局長:ディヌ・ブンバル氏が「地方と世界-欧州と南北アメリカ大陸におけるキリスト教遺産」と題する基調講演を行った。
 続いて、「世界遺産としての価値と評価基準の適合について」と題してパネルディスカッションが行われ、長崎県世界遺産学術会議の委員長である本学の林 一馬学長がパネリストとして出演した。
 他のパネリストとコーディネーターのプロフィールは下記のとおり。
・ユッカ・ヨキレット氏:ノヴァ・ゴリツァ大学(スロベニア)教授、イクロム(世界遺産委員会の専門諮問機関である国際文化財保存修復研究センター)元所長、特別アドバイザー、イコモス(国際記念物遺跡会議)元アドバイザー
・ディヌ・ブンバル氏:ヘリテージ・モントリオール財団政策ディレクター、イコモス前事務局長
・稲葉 信子氏:筑波大学大学院 世界文化遺産学専攻 教授、文化庁文化財調査官、東京文化財研究所文化遺産国際協力センター国際企画情報研究室長を歴任
・コーディネーター 岡田 保良氏:国士舘大学 イラク古文化財研究所 教授、イコモス執行委員、文化審議会世界文化遺産特別委員会委員、ユネスココンサルタント

パネルディスカッション(右端が林 一馬学長)

パネルディスカッション(右端が林 一馬学長)