人間環境学部の繁宮悠介講師と研究室の学生が今年、棚田で新たな試みとして無農薬米を育成する実験を行い、10月25日に大中尾棚田保全組合のメンバーと一緒に、長崎市長を表敬訪問し、収穫された新米を携え、取り組みの現状の報告を行った。
繁宮講師は、里山の保全と大学と地域の活性化のため、日本の棚田百選に認定されている大中尾棚田の同保全組合が実施している「棚田オーナー制度」のオーナーとして参加していたが、3年目となる今年、布マルチ栽培という新しい手法で無農薬米の育成実験にチャレンジした。
繁宮講師の報告によると食の安全性に対する生産者および消費者双方の関心の高まりにより、近年は全国の篤農家が様々な無農薬・有機栽培の方法を生み出しており、今回行った無農薬栽培実験は、それらの中から、農家の高齢化問題を解決し、また「都市住民が自分の米を自分で作る」という、都市生活者の生活スタイルを可能にするような省力化が達成できそうな手法として布マルチ栽培を選んだという。
布マルチ栽培は、アイガモ農法など他の方法に比べて少ない設備と労力によって、農作業でもっとも手間のかかる除草にかけるコストを減らしてくれる可能性を秘めており、今年は無農薬でやり通し、それなりの収穫を得られたことは、来年以降の成果向上のための、大きな励みになったとのことだった。
広山昭作大中尾棚田保全組合長も市長への挨拶の中で、繁宮研究室との連携により、紆余曲折しながらも初めてとれた無農薬米の収穫の成果を強調。田上富久長崎市長も新しい棚田の活用やあり方として、今後の可能性につながっていくのではないかとさらなる期待を込められたことばを贈られ、贈呈された新米をおいしそうに試食した。
また、育成実験に関わった本学人間環境学部4年の田口真理子さんは「今年はじめて参加したが、最初は無農薬でちゃんと栽培できるか半信半疑だったが、収穫できてとてもうれしかった」と笑顔を浮かべた。
○繁宮研究室の紹介ブログ
/blog/sb.cgi?day=20070719
繁宮講師は、里山の保全と大学と地域の活性化のため、日本の棚田百選に認定されている大中尾棚田の同保全組合が実施している「棚田オーナー制度」のオーナーとして参加していたが、3年目となる今年、布マルチ栽培という新しい手法で無農薬米の育成実験にチャレンジした。
繁宮講師の報告によると食の安全性に対する生産者および消費者双方の関心の高まりにより、近年は全国の篤農家が様々な無農薬・有機栽培の方法を生み出しており、今回行った無農薬栽培実験は、それらの中から、農家の高齢化問題を解決し、また「都市住民が自分の米を自分で作る」という、都市生活者の生活スタイルを可能にするような省力化が達成できそうな手法として布マルチ栽培を選んだという。
布マルチ栽培は、アイガモ農法など他の方法に比べて少ない設備と労力によって、農作業でもっとも手間のかかる除草にかけるコストを減らしてくれる可能性を秘めており、今年は無農薬でやり通し、それなりの収穫を得られたことは、来年以降の成果向上のための、大きな励みになったとのことだった。
広山昭作大中尾棚田保全組合長も市長への挨拶の中で、繁宮研究室との連携により、紆余曲折しながらも初めてとれた無農薬米の収穫の成果を強調。田上富久長崎市長も新しい棚田の活用やあり方として、今後の可能性につながっていくのではないかとさらなる期待を込められたことばを贈られ、贈呈された新米をおいしそうに試食した。
また、育成実験に関わった本学人間環境学部4年の田口真理子さんは「今年はじめて参加したが、最初は無農薬でちゃんと栽培できるか半信半疑だったが、収穫できてとてもうれしかった」と笑顔を浮かべた。
○繁宮研究室の紹介ブログ
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