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学位論文公聴会行われる(2/22)

本学大学院工学研究科において、関口啓貴氏、喜多宏司氏の両名から博士課程の学位論文が提出され、2月22日(金)本学グリーンヒルキャンパス17号館201講義室で学位論文公聴会が行われた。


関口氏は「CG空間内での移動における時空間の心理特性」の題目で、我々が生活している物理的空間の特徴と、その中を移動した際に感じる心理的空間と物理的空間との間に複雑な対応関係があると述べ、CG空間を利用し、物理的空間内を移動した際の時空間の心理特性を視覚情報を変化させて調べ、また、CG空間内に入り込む感覚を出すために大型スクリーンを用い、現実のスケールで作成されたCG空間内を移動する映像を観察。
この研究成果は、心理学においての新しい知見のみならず、VR(バーチャル・リアリティ)のコンテンツ制作や、都市開発などに応用される基礎的知見と述べた。


喜多氏は「モジュール概念の船舶機関室設計への適用に関する研究」の題目で、我が国の造船業のベテラン設計者の加速度的な減少と、韓国、中国での造船業の躍進という現在の状況において、コストダウンや軽量化のみならず、品質向上、機能向上、納期短縮等につながる効果的な設計手法である「モジュール化の設計手法」の考え方について述べ、船舶の機関室設計への適用を検討・実用化した成果について述べた。
喜多氏は本学を卒業後、株式会社新来島どっくで43年間造船の技術設計に従事され、日本の造船の発展に尽力されてこられた。造船所において考案し、実用化した設計・建造技術の蓄積を論文にまとめられた。
当日は、NBC長崎放送と長崎新聞社(2/25(月)の朝刊で紹介された)の取材がありました。
 ※NBC長崎放送は3/14以降で放送を予定している。

関口啓貴氏

関口啓貴氏

関口氏の公聴会の様子

関口氏の公聴会の様子

喜多宏司氏

喜多宏司氏

喜多氏の公聴会の様子

喜多氏の公聴会の様子

喜多氏、NBC長崎放送の取材を受ける

喜多氏、NBC長崎放送の取材を受ける