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61歳 LNG船研究開発の総括「博士学位論文公聴会」を開催(8/6)

 8月6日(水)、グリーンヒルキャンパス17号館201講義室において、大学院工学研究科の博士学位論文公聴会が開催された。
 論文発表者(学位申請者)は、本学大学院 工学研究科 博士課程 総合システム工学専攻の馬場 脩 氏。論文題目は『SPB方式LNG船アルミニウム合金タンクの溶接継手品質向上に関する研究』。
 馬場氏は今年61歳。近畿大学工学部卒業後、株式会社呉造船所(現 石川島播磨重工業)に入社。LNG船の開発に関する研究等に従事され、日本の造船の発展に尽力してこられた。
 1993年には、『SPB方式LNG船の開発』で日本産業技術大賞(内閣総理大臣賞)等を受賞。同社退職後、シンガポールのJurong Shipyard Pte.Ltd.に入社。2007年4月より本学大学院に在籍し、研究の集大成となる博士学位論文をまとめられ、今回の公聴会にて発表した。
 船の研究に関する博士学位論文審査を実施している大学は、現在、本学以外は非常に少なく、本学は造船の街「長崎」でその役割を果たし、貴重な存在となっている。
 当日は地元の長崎新聞の記者も取材に訪れ、近々、同新聞に掲載される予定。

◎長崎総合科学大学大学院について
http://www.nias.jp/graduate/index.html

公聴会で研究成果を発表する馬場 脩 氏

公聴会で研究成果を発表する馬場 脩 氏

新聞記者から取材を受ける馬場氏

新聞記者から取材を受ける馬場氏

博士学位論文公聴会の様子

博士学位論文公聴会の様子