• 17年連続 就職率ほぼ100%!
  • 徹底したCAD技術で設計力を養成!
  • 実践力に富んだ造船・海洋技術者を養成!

船舶工学コース紹介動画 (約4分)

コース独自Website

こんな人にピッタリ

  • 船に関わる仕事がしたい
  • 船舶設計者になりたい
  • 造船会社で働きたい
  • 海洋を仕事場にしたい
  • 海運関係の仕事がしたい

未来を創造する。

新プログラム「海洋工学プログラム」が開始!

海洋工学プログラム

四方を海に囲まれた我が国の発展は,海洋の有効利用を抜きにしては考えられません。海洋の持つ4つの資源、「海洋再生可能エネルギー資源」,「海中および海底の鉱物資源」,「海洋の空間資源」,「水産資源」を開発するために必要となる幅広い知識を修得することで、海洋を仕事場とする実務に強い技術者の育成を行います。

日本でただ一つの船舶工学コース

船舶海洋試験水槽実験室
船舶海洋試験水槽実験室

船舶海洋試験水槽
船舶海洋試験水槽

貿易量の99.7%を船舶に依存する日本。そのような背景もあって、わが国の造船産業は世界の最先端を走っています。本コースは日本ただ一つの船舶工学コースとして、70年を超える伝統を誇り、そのため各造船所や舶用メーカー、海運会社などとの昔からのつながりも深く、100%の就職率にもつながっています。造船は総合工学です。その技術の裾野は広く、さまざまな技術をまとめ上げていくことで成り立っています。ですから、当コースでは、海に親しむためのカヤックの実習に始まって、造船造機分野、海洋土木・海洋開発分野、海運行政・検査分野といった領域まで、基礎から応用へと学習を進めていきます。特に、理論のための理論に終わることなく、実務に強い技術者の育成を目指していることも特色といえます。施設としては、九州でも唯一の「雲の上水槽」の愛称で呼ばれる船舶海洋試験水槽などを備えています。

海洋開発や海中ロボットも学べます

風力発電
出典:当コース教員も講師として参画する
長崎海洋アカデミー

水中ロボット
水中ロボット

我が国は四方を海に囲まれ、国土面積は世界第61位にもかかわらず、国土の10倍以上に及ぶ広大な周辺海域を管轄することとなっており、その排他的経済水域の面積は世界で第 6 位と言われています。この広大な海における洋上風力発電や波力・潮力発電などの海洋再生可能エネルギーの開発・利用は、地球温暖化対策という観点から大きなポテンシャルを秘めていると期待されています。本コースでは、それらを学ぶ,海洋開発工学Ⅰ,Ⅱの講義も開講しています。 これら洋上や海中に設置されるこれらの発電設備を安定して稼働させるためには、海での探査や工事が必須となります。そこで、本学では、強潮流下においても海中観測や作業を安定して行うことができる海中ロボット(下の写真)の研究開発を行っています。海洋エネルギー機器の総経費の30%から40%を占める設置経費や保守点検や海洋環境の観測調査費を大幅に軽減し,これらの機器の社会的受容性を向上させることを目指しています。

専任教員

近年の卒業研究テーマ例など

  • 「人工知能(AI)の船舶工学への応用に関する研究」
  • 「浮心=圧力中心の証明」
  • 「停留位相法による船の波に関するKelvin波とHogner波の接続解」
  • 「環境に優しく省エネ性に優れた次世代船舶に関する研究」
  • 「機関室機器モジュール化による設計知識化の研究」
  • 「人工知能(AI)とLagrangeの未定乗数法を用いた新しい骨組強度評価法の開発」
  • 「潮流下稼動可能型海中ロボットの開発」(上の写真)

 SPOTLIGHT

造船業界の未来を支えるシュミレーターを独自開発

塗装シミュレーター
塗装シミュレーター

水の抵抗を減らす、また海藻やフジツボなどの海洋生物が船底に付着するのを防ぎ燃費を良くする、サビや腐食を食い止める、など船舶の塗装は船の品質や安全性に直結する重要な作業のひとつです。「船の性能を最大限に発揮できるベストな厚さがある」と、本学の卒業生で自らも造船マンとして活躍した松岡和彦教授は言います。その技能伝承を目的に開発されたのが「塗装シミュレーター」。 大型画面に向けスプレーガンを操作すると、うまく塗れた部分は緑に、厚すぎると赤へと色が変化。長崎県内の造船所で働くベテラン技術者の協力の下、実際に腕を動かすスピードや角度などを徹底的に調査し、県内若手技術者の研修に利用されています。その技術を応用し、松岡教授が開発した「溶接シミュレーター」ではバチバチと音が鳴り、実践さながらの迫力と緊張感が体験できます。「造船の町・長崎を支えるものづくりに直結した研究開発と産業支援は本学ならでは」と自信の表情を見せます。

4年間の学び
ものづくりのプロを育てます。

1年次

船舶工学の入門的内容を学びます。 「プロジェクト」は1年次から始まり全学年にわたって設置された授業で、学生自らがテーマを見つけ、調査研究または製作などを行うものです。一人で取り組んでもよいですし、数人でチームを組んでも可。チームを組む場合は、異なる学年の組み合わせとなる場合もあります。 また造船所見学などの体験が組み込まれた授業もあります。

2年次

操舵学同演習
操舵学同演習

船舶工学の基礎を学びます。「操船学同演習」の授業では、隣接する橘湾でシーカヤック、ウェイクボードやプレジャーボートなどの実技が学べます。そのための基礎となる航海計画図作成技術の習得も行います。

3年次

造船に必要な船体の抵抗、運動、構造強度、設計などの専門科目を学びます。「船舶CAD」では、船舶の図面を用いて構造への理解を深め、造船所の設計で実際に使われている最新3D-CADによる設計などを学べます。

船舶CAD
船舶CAD

4年次

これまでの学びを活かして、卒業研究に取り組みます。これはグループを組んで一つのテーマを選び、指導教員のもとに、メンバーが協力研究して論文にまとめるものです。

カリキュラム表

カリキュラム
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資格と支援

次の資格取得が目指せます。

  • 一級・二級小型船舶操縦士
  • 船舶主任技術者
  • 潜水士
  • 技術士
  • 安全管理者
  • エネルギー管理士
  • 第一級陸上特殊無線技士
  • 第二級海上特殊無線技士
  • 高等学校教諭一種免許状(工業)

資格取得のための支援など
小型船舶操縦士免許に関しては、授業の中で講義及び演習を行いますので、多くの学生が取得しています。潜水士資格免許に関しても、希望者は授業の中で支援を行っています。特殊無線技士資格に関しては、本人の希望に応じて電気電子工学コースの授業を受けることで資格申請可能です。

主な就職先

就職率100%!(2020年度実績)

  • (株)名村造船所
  • 今治造船(株)
  • ジャパン マリンユナイテッド(株)
  • 常石造船(株)
  • サノヤス造船(株)
  • 佐世保重工業(株)
  • 内海造船(株)
  • 尾道造船(株)
  • 福岡造船(株)
  • 南日本造船(株)
  • 四国ドッグ(株)
  • (株)神田造船所
  • 渦潮電気(株)
  • 向島ドック(株)
  • シンコウ(株)
  • 深田サルベージ建設(株)
  • 五洋建設(株)
  • (株)ダイトーコーポレーション
  • (株)スガテック
  • (株)サンユウシビルエンジニアリング
  • 山九(株)
  • 日鉄住金物流(株)
  • 日本小型船舶検査機構
  • 高校教諭

 INTERVIEW

在学生から

川原 浩平 3年/長崎県立長崎東高等学校出身
山本 晃大 3年/愛知県立三谷水産高等学校出身

造船学校設立時代からの学びの歴史と伝統を、今に受け継ぐ船舶工学コース。全国でも、船舶や海洋に関する技術を専門的に学べる大学は稀なため、その環境に魅了されて遠隔地から長崎総合科学大学へ入学する学生も少なくない。
愛知県出身の山本君もその一人。「高校で船舶の情報通信分野を学んでいましたが、さらに深く多角的に学ぼうと思ったことが入学の理由。高校の教頭先生が本学のOBで、入学を勧めてくださいました。国土交通省で働く先輩がいらっしゃる実績も魅力」と話す。一方で長崎出身の川原君は「長崎県の水産部に勤める父親の影響で、船舶に興味を持ったことがきかっけ。自宅から通えるし、船舶の知識を学べる日本でも少ない大学だったから」とやはり学びの環境を強調する。
2人は今、丁寧な指導で定評のある先生方の下で船舶の知識を深めている。「2年次は船舶設計の基礎となる製図、荷重や強度を計算する材料力学を学びました。やはり設計・製図は学びがいがあります」と山本君。「それに、スチロールを削って船首模型を製作し、大型水槽で造波抵抗を計測する実験も」と川原君は続ける。船や海に関する技術者をはじめ、宇宙に関わる専門家や建設業に携わる人材も輩出している船舶コースだが、2人はやはり「船」に関わる未来をイメージする。「目指すのは船舶検査官。新造船の検査などを行う専門官として働きたい。本学で学ぶことは大きなアドバンテージ」と山本君は断言する。「僕は、やはり船舶の設計。造船所への就職を目指します」とは川原君だ。
毎年、高い就職率を誇る船舶コースにあって、2人は思い描く未来へ確実に近づいている。

卒業生から

株式会社名村造船所 船殻設計課船殻計画係 所属
岩永 和久 2018年3月卒業/佐賀県立白石高等学校出身

四方を海に囲まれた海洋国日本において、遠い時代からモノや人の運搬を支えてきた船舶。造船業は、今でも国内では大規模産業の一つだ。そんな魅力的な業界で働いている一人が、岩永さん。「小さい頃から海に親しんできたこともあって、海に関わる大きなものづくりをしてみたいと思った」と船舶工学コースを選んだ理由を話す。卒業後は、学んだ知識を地元で活かしたいと考え、伊万里を拠点とする造船会社に入った。
所属するのは船舶の構造を設計する部署。主に、鉱石や穀物などを運ぶバルクキャリアーやオイルタンカーなどの「船員が生活する居住区」、そして「船尾構造」の設計図を作成している。「居住区はエンジンからの振動が発生しやすい場所なので、有限要素法(FEM)を使用した振動解析なども行っています」と岩永さん。学生時代に学んだ造船設計、船体構造の知識は今の仕事に大いに役立っているようだ。ちなみに卒業研究では、三重県の造船所と共同で「機関室周囲に配置する機器類のモジュール化」に取り組んだ。エンジンの振動が及ぼす影響を考慮するという点は現在の業務とつながっており、実務に近い研究だったことから仕事自体にもすぐに慣れることができたと話す。今後の目標は、「船体構造の広い知識を身に付けて、船体のどの部分でも設計ができるようになること」。そのためより広い視野を持って、多様な業務に臆することなくチャレンジしたいと言葉を続ける。
30人以上の大学の先輩方が働く広大な職場で、岩永さんは船のスペシャリストとしてのやりがいや充足感を感じながら、今日も日本が誇るものづくりに全力で取り組んでいる。