「地域連携研究会」が4月23日(金)、グリーンヒルキャンパスで一般来場者、学生、教職員約50名の参加のもと開催された。
この研究会は、本学のユニークで先進的な研究成果を広く理解していただくとともに、地域への貢献と発展を地域の方々と一緒になって考えていこうと、昨年度までの「東長崎エコタウン研究会」を発展的に改称し継続開催された。
会では最新のロボットや映像デザインの現状と産官学で進行している研究をテーマに3件の発表があった。
はじめにアハラリ・アリレザ講師が、ご自身が携わったロボット研究の内容を紹介、ロボット関連事業に力を入れている福岡市と北九州市の概要を説明。市が支援する整備計画に触れ、産業用ロボットや接客、介護の人間支援型ロボットなど、実用化に向けたプロジェクトを全面的にサポートしている体制を紹介した。 更に映像を用いて、新北九州空港で活躍している音声案内ロボット「メーテル」や下水道間検査ロボット「菅太郎」の実例を紹介した。
また、NHK大河ドラマ「龍馬伝」に沸く本県で、市民に親しまれ観光案内やイベントに役立てるような音声案内「龍馬ロボット」の実現を想定した計画を提案。観光宣伝や児童の科学教育にも有効に活用できる可能性を示した。
梁元碩(ヤン・ウォンソク)准教授は、これまで制作したWebや映像デザインの作品を紹介するとともに、デザインの種類や携帯端末などのコンテンツの構成を解説した。
携帯端末を利用した、子供を危険から守るための地域情報共有システム開発の内容を紹介し、端末にGPS機能や心拍数を測ることができる機能を備えたものを子供に持たせ、危険が迫ったときの心拍数上昇(異常)を検知し、保護者のPCにその危険情報(位置、周辺画像)を送信するというシステムについて詳しく解説、地域と開発者が同じ意識で子供を守る仕組みを制作した意義を発表した。
他にも、色彩を指標とした感性定量の研究や、脳の働きの血流測定、3D制作のCGについても紹介。携帯端末(SmartPhone他)の登場により、コンテンツ制作、情報デザインの流れが大きく変わったことを示した。
これからは、地域情報ポータルサイトや障害者やや老人向けのメディアデザインのユニバーサル性強化など、地域社会に貢献できるような研究に取り組む考えを語った。
山中孝友客員教授は、本学と産官学連携で進む実用化された研究成果とこれから研究予定の事業について発表した。ハウステンボスで運行する環境にやさしい「ソーラーシップ」の開発や、暗闇の中でも長時間表示可能で輝度が高い蓄光製品の開発、中国企業との植物工場の共同研究等、詳しく解説した。また海藻アナアオサを利用した発酵肥料の開発では、「おやじの堆肥」として商品化され、NPO法人”大地といのちの会”が本年3月販売を開始したところ売れ行き良く好評を得ていることが報告された。
他にも、これから研究が進む「長期残光特性の蓄光製品」の開発や「牛の発情期検出装置の開発」も紹介、今後実用化が期待されることを話した。
【第1回地域連携研究会】
●研究発表
1.『ロボットで地域の魅力作りを ~龍馬ロボ計画~』
情報学部 知能情報学科 アハラリ・アリレザ 講師
2.『情報化社会におけるデザインの役割について』
情報学部 知能情報学科 梁 元碩 准教授
3.『地域連携の状況と今後の募集について』
産官学連携センター 山中 孝友 客員教授
この研究会は、本学のユニークで先進的な研究成果を広く理解していただくとともに、地域への貢献と発展を地域の方々と一緒になって考えていこうと、昨年度までの「東長崎エコタウン研究会」を発展的に改称し継続開催された。
会では最新のロボットや映像デザインの現状と産官学で進行している研究をテーマに3件の発表があった。
はじめにアハラリ・アリレザ講師が、ご自身が携わったロボット研究の内容を紹介、ロボット関連事業に力を入れている福岡市と北九州市の概要を説明。市が支援する整備計画に触れ、産業用ロボットや接客、介護の人間支援型ロボットなど、実用化に向けたプロジェクトを全面的にサポートしている体制を紹介した。 更に映像を用いて、新北九州空港で活躍している音声案内ロボット「メーテル」や下水道間検査ロボット「菅太郎」の実例を紹介した。
また、NHK大河ドラマ「龍馬伝」に沸く本県で、市民に親しまれ観光案内やイベントに役立てるような音声案内「龍馬ロボット」の実現を想定した計画を提案。観光宣伝や児童の科学教育にも有効に活用できる可能性を示した。
梁元碩(ヤン・ウォンソク)准教授は、これまで制作したWebや映像デザインの作品を紹介するとともに、デザインの種類や携帯端末などのコンテンツの構成を解説した。
携帯端末を利用した、子供を危険から守るための地域情報共有システム開発の内容を紹介し、端末にGPS機能や心拍数を測ることができる機能を備えたものを子供に持たせ、危険が迫ったときの心拍数上昇(異常)を検知し、保護者のPCにその危険情報(位置、周辺画像)を送信するというシステムについて詳しく解説、地域と開発者が同じ意識で子供を守る仕組みを制作した意義を発表した。
他にも、色彩を指標とした感性定量の研究や、脳の働きの血流測定、3D制作のCGについても紹介。携帯端末(SmartPhone他)の登場により、コンテンツ制作、情報デザインの流れが大きく変わったことを示した。
これからは、地域情報ポータルサイトや障害者やや老人向けのメディアデザインのユニバーサル性強化など、地域社会に貢献できるような研究に取り組む考えを語った。
山中孝友客員教授は、本学と産官学連携で進む実用化された研究成果とこれから研究予定の事業について発表した。ハウステンボスで運行する環境にやさしい「ソーラーシップ」の開発や、暗闇の中でも長時間表示可能で輝度が高い蓄光製品の開発、中国企業との植物工場の共同研究等、詳しく解説した。また海藻アナアオサを利用した発酵肥料の開発では、「おやじの堆肥」として商品化され、NPO法人”大地といのちの会”が本年3月販売を開始したところ売れ行き良く好評を得ていることが報告された。
他にも、これから研究が進む「長期残光特性の蓄光製品」の開発や「牛の発情期検出装置の開発」も紹介、今後実用化が期待されることを話した。
【第1回地域連携研究会】
●研究発表
1.『ロボットで地域の魅力作りを ~龍馬ロボ計画~』
情報学部 知能情報学科 アハラリ・アリレザ 講師
2.『情報化社会におけるデザインの役割について』
情報学部 知能情報学科 梁 元碩 准教授
3.『地域連携の状況と今後の募集について』
産官学連携センター 山中 孝友 客員教授