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工学部機械工学科・宇宙工学研究室のプロジェクトがスタートする

 工学部機械工学科にある「宇宙工学研究室」が佐藤進教授の指導のもと、昨年10月より旗揚げされた。
 主な研究内容はCanSatと呼ばれるジュース缶ほどの大きさの超小型模擬人工衛星の開発。

 リーダーの深堀一成君(機械工学科4年)は、「現在の機材はまだ初歩的な通信装置なので、試験を重ねながら回路部品を改造し使えるようにしていきたい」と抱負を語った。
 当面の目標は、気球を用いて上空まで衛星を持ち上げ100m付近で切り離し、地上と交信しながら目的地までGPS(衛星利用測位システム)とジャイロセンサで帰還する試験を行うこと。(7月11日のOpen Campus での披露を計画している)
 近い将来には、一辺10cm立方のCubeSatと言う超小型人工衛星「NiAS・Q-1」をJAXAのHⅡAロケットの相乗り衛星として宇宙空間へ打ち上げ、地球周回軌道上からデータ通信し、大気の流れや黄砂現象など東シナ海周辺の環境データを集積することを目指している。



○工学部機械工学科・宇宙工学研究室
http://www.mech.nias.ac.jp/hifunction/index.html

宇宙工学研究室のメンバー(中央が佐藤教授)

宇宙工学研究室のメンバー(中央が佐藤教授)

PCで作業を進めるリーダーの深堀君

PCで作業を進めるリーダーの深堀君

回路部品の組み立て

回路部品の組み立て

CanSat制作の様子

CanSat制作の様子