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第9回地域連携研究会が開催される(2/18)

 「地域連携研究会」が2月18日(金)、グリーンヒルキャンパスで一般来場者、学生、教職員約35名の参加のもと開催された。
 この研究会は、本学のユニークで先進的な研究成果を広く理解していただくとともに、地域への貢献と発展を地域の方々と一緒になって考えていこうと、毎月開催されている。
 今回は地域と経営をテーマに2件の発表があった。

 はじめに藤澤雄一郎教授が、経営コンサルタントとして携わった企業の取り組み活動を紹介。企業活動を行う上で重事な、社内の意識改革と社員のモチベーション向上などを経営学の立場から検証し、それぞれを脳科学的知見に立って、脳が活性化されれば仕事も活性化されるという心理的な波及効果の関係を詳細に解説した。このコンサルタント業務の実績を活かし、経営学と脳科学的アプローチの有効性について更に研究すべく意欲を示した。
 また、この企業の意識改革の取り組みをビデオで紹介した。

 菊森淳文氏は、地域経営と地域振興についてその概要を解説。地域振興には「物産振興」「観光振興」「地場産業振興+企業誘致」の3つのキーワードがあると紹介、販路の拡大や新商品の開発、全国型の企業誘致、これらにより経済を活性化させ県民所得を向上させる定義を示した。更に自治体が運営し成功しているアンテナショップを例に解説した。
 また、市民と行政が一緒になって地域振興に取り組み、成果を上げている「綾の照葉樹林プロジェクト(宮崎県)」と「長崎さるく博06」について、概要とポイントを説明。「長崎さるく博」については博覧会終了後も継続してイベントが進行し成功していることについて、全国でも大変珍しいケースと評価した。
 最後に、これらのプロジェクトを担う人材の育成も重要性が高く、市民と行政が一緒になって進める必要があると説明した。


【第9回地域連携研究会】

●研究発表

1.「企業組織における人間的側面に関する考察 ~脳科学的知見を応用したマネージメント~」
  情報学部経営情報学科 藤澤 雄一郎 教授

2.「地域経営と産官学連携 ~地域振興とQOL(生活の質)の両立に向けて~」
  財団法人ながさき地域政策研究所 常務理事・調査研究部長
  菊森 淳文 氏


○地域連携研究会
/eco_town/

○ながさき地域政策研究所
http://www.think-nagasaki.or.jp/

研究会の様子

研究会の様子

藤澤教授の研究発表

藤澤教授の研究発表

研究発表する菊森氏

研究発表する菊森氏

会場の様子

会場の様子