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人間環境学科の学生が学童の小学生と竹林整備(9/10)

 環境・建築学部人間環境学科では、ながさき県民参加の森林づくり事業に採択された「竹取物語」という活動を行っており、その活動の一環で、9月10日(土)、学生4名が深堀小学校と香焼小学校の学童の小学生と一緒に、長崎市大籠町で竹林整備のための間伐を行った。
 筍が出来る孟宗竹(もうそうちく)は、繁殖力が旺盛で、里山にとって脅威であり、これを持続的に整備し里山を守ることで地球環境保全に繋がる。
 この活動では、孟宗竹林の整備活動を通して子供たちに対する環境保全及び資源の有効活用に関する環境教育・体験を行っている。
 最初に、大学生が既に短く切られた竹でノコギリの使い方を小学生に指導。
 初めてのこぎりを手にした小学生は、難しいながらも楽しそうに竹を切っていた。
 次に、実際に生えている竹を間伐。
 竹は約10mと長いため、切る時は倒れる方向を考えて切らなければいけない。倒れる方向に「倒れるぞー」などと声賭けをしながら作業が進められた。
 倒れた竹は持ち運びやすいよう約2mずつに切られ、平らな地面に置かれた竹粉砕機で「竹パウダー」にされた。
 5時間ほどの作業で、密集して生えていた竹は右記のように整備され、杉の木も見えるようになった。
 竹林整備を終えた小学生は、「切るのは大変だったが楽しかった」と話していた。
 今回伐採・間伐した竹は、今後、資源として竹炭の製作や、竹パウダーを肥料化する利活用を行う。
 また、この活動は長崎市社会福祉協議会の方々の支援を受けて行っている。

□長崎総合科学大学環境・建築学部人間環境学科
http://www.he.nias.ac.jp/

竹を切る練習の様子

竹を切る練習の様子

実際に生えている竹の切り方を教わりながら作業する様子

実際に生えている竹の切り方を教わりながら作業する様子

切ったばかりの竹を粉砕機でパウダーにする様子

切ったばかりの竹を粉砕機でパウダーにする様子

整備後の様子

整備後の様子

参加したメンバー

参加したメンバー