2011年度第2回教育研究集会(第2回全学FD)が12月16日(金)、グリーンヒルキャンパスにて教職員51名参加のもと開催された。
「発達障害支援の現状と取り組みについて」をテーマに、発達障害の理解とその支援のあり方や、発達障害と佐世保高専における特別支援教育の取り組みについて、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻 岩永 竜一郎准教授と佐世保工業高等専門学校 松尾 秀樹教授から発表があった。
始めに、岩永氏が「発達障害の理解とその支援のあり方」と題して、発達障害や学習障害(LD)、注意欠如多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、発達障害学生への対応や支援などを詳しく解説。周囲の早期な気づきが重要であることや、周りから適切な扱いを受けなかったことによって二次的障害が発生することを説明。また、LDやADHDの障害があっても、他の能力は一般人よりはるかに優れていて世界を大きく変えられる力を持っている場合もあり、俳優のトム・クルーズやオーランド・ブルームもLDの診断を受けていると紹介した。
次に、松尾氏が「発達障害と佐世保高専における特別支援教育の取り組み」と題して、特別支援教育のための取り組みや事例などを発表。佐世保高専で在学している障害学生についてや、岩永氏との連携事例を紹介した。発達障害や特別支援教育に対しては、まだ人々の理解や認識が浅く、誤解されることが多々あり、課題・問題も多いと話した。最後に松尾氏は、障害を持つ学生に対しては合理的配慮をして、障害を理解すること、丁寧な説明を心がけること、よき理解者が必要であることなどを訴え、発表を終えた。
発表後に行われた質疑応答では、「こういう場合はどうしたらいいか」などといった現状や今後の不安要素に対する質問が教職員から寄せられ、活発な意見交換が続いた。
本学では「学生第一主義の活力ある学園づくり」を学園ビジョンに掲げ、それに向けての教職員に対するFD、SD研修などを活発に実施している。
◇ 次 第
(進行:共通教育センター 准教授 澁谷 顕一)
◆ 開 会 障害学生支援委員会委員長
第1部
「発達障害の理解とその支援のあり方」
長崎大学大学院
医歯薬学総合研究科保健学専攻
准教授 岩永 竜一郎 先生
第2部
「発達障害と佐世保高専における特別支援教育の取り組み」
佐世保工業高等専門学校
教授 松尾 秀樹 先生
◆ 閉会挨拶 学長
「発達障害支援の現状と取り組みについて」をテーマに、発達障害の理解とその支援のあり方や、発達障害と佐世保高専における特別支援教育の取り組みについて、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻 岩永 竜一郎准教授と佐世保工業高等専門学校 松尾 秀樹教授から発表があった。
始めに、岩永氏が「発達障害の理解とその支援のあり方」と題して、発達障害や学習障害(LD)、注意欠如多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、発達障害学生への対応や支援などを詳しく解説。周囲の早期な気づきが重要であることや、周りから適切な扱いを受けなかったことによって二次的障害が発生することを説明。また、LDやADHDの障害があっても、他の能力は一般人よりはるかに優れていて世界を大きく変えられる力を持っている場合もあり、俳優のトム・クルーズやオーランド・ブルームもLDの診断を受けていると紹介した。
次に、松尾氏が「発達障害と佐世保高専における特別支援教育の取り組み」と題して、特別支援教育のための取り組みや事例などを発表。佐世保高専で在学している障害学生についてや、岩永氏との連携事例を紹介した。発達障害や特別支援教育に対しては、まだ人々の理解や認識が浅く、誤解されることが多々あり、課題・問題も多いと話した。最後に松尾氏は、障害を持つ学生に対しては合理的配慮をして、障害を理解すること、丁寧な説明を心がけること、よき理解者が必要であることなどを訴え、発表を終えた。
発表後に行われた質疑応答では、「こういう場合はどうしたらいいか」などといった現状や今後の不安要素に対する質問が教職員から寄せられ、活発な意見交換が続いた。
本学では「学生第一主義の活力ある学園づくり」を学園ビジョンに掲げ、それに向けての教職員に対するFD、SD研修などを活発に実施している。
◇ 次 第
(進行:共通教育センター 准教授 澁谷 顕一)
◆ 開 会 障害学生支援委員会委員長
第1部
「発達障害の理解とその支援のあり方」
長崎大学大学院
医歯薬学総合研究科保健学専攻
准教授 岩永 竜一郎 先生
第2部
「発達障害と佐世保高専における特別支援教育の取り組み」
佐世保工業高等専門学校
教授 松尾 秀樹 先生
◆ 閉会挨拶 学長