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博士学位論文公聴会が開催される(1/27)

 大学院工学研究科博士課程の博士学位論文公聴会が1月27日(金)、グリーンヒルキャンパスにおいて開催された。

 学位申請者は、大学院工学研究科博士課程総合システム工学専攻3年の船津裕二氏。
 船津氏の論文題目は、「超大型コンテナ船用高アレスト降伏点47キロ厚鋼板の開発とその実用化に関する研究」。大型コンテナ船の軽量化と安全性が両立できる鋼板の開発と、その実船への適用・実現に関する研究内容を発表した。


論文の概要
 コンテナ船の大型化に対応するべく、船体構造用鋼板として初めて、従来鋼板の約1.2倍の強度を有する鋼板(YP47鋼板)を開発し、実船への適用を実現した。すなわち、船体の耐脆性破壊安全性確保の観点から、脆性亀裂伝播停止性能(アレスト性能)を付与することにより、大型コンテナ船の軽量化と安全性が両立できる鋼板の開発と、その実船への適用を実現した。
 本研究の遂行に関しては、溶接部の強度マッチング問題や、脆性亀裂伝播・停止に関する従来知見と異なる問題など、新たな課題に遭遇し、その解決を図った。


□長崎総合科学大学大学院
 /graduate/

公聴会の様子

公聴会の様子