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人間環境学科4年生の大串君が絶滅危惧種の「エサキアメンボ」を発見!

 昨年末の12月下旬、環境・建築学部人間環境学科の4年生(当時3年生)大串俊太郎君が、大学に程近い長崎ペンギン水族館のビオトープで、県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている「エサキアメンボ」を発見した。

 大串君は水生昆虫に詳しく、長崎ペンギン水族館のボランティアで池の枯れた植物の刈り取り作業中に発見。「あらっと思ってすくい上げたら、今まで見てきたアメンボと違う印象を受けた」そうで、気になり自身で調べたところ、希少な「エサキアメンボ」だと判明。「ボランティアや職員と一緒にビオトープを守っていかないといけないという思いが強まった。」と語ってくれた。

 エサキアメンボは体長約1cm。県内では対馬市でしか生息確認されていない。草が生い茂る暗い水面に生息するため、これまで発見されなかったもよう。

 大串君は現在、卒業研究として、エサキアメンボが卵を産み付ける対象物(産卵基質)の選好性を繁宮悠介講師(専門:進化生物学、行動生態学)の指導のもと調査しており、今後は水位の変動に対する卵の孵化率の変化を研究する予定。


○環境・建築学部人間環境学科
http://www.he.nias.ac.jp/

ビオトープで見つかったエサキアメンボ(大串君撮影)

ビオトープで見つかったエサキアメンボ(大串君撮影)

エサキアメンボ(大串君撮影)

エサキアメンボ(大串君撮影)

発見した大串俊太郎君(繁宮ゼミ室にて)

発見した大串俊太郎君(繁宮ゼミ室にて)