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「ETロボコン2012九州地区大会」に出場。競技部門で第1位の快走を披露 (9/1~2)

 ソフトウェアの制御技術を競う「ETロボコン2012九州地区大会」(主催:(社)組込みシステム技術協会)が9月1日(土)・2日(日)、福岡市の九州産業大学内で開催され、情報学部知能情報学科の学生チーム「NiASET」(顧問:下島真教授、代表:小川孝幸君)が出場した。

 大会は福岡から鹿児島までの企業や大学、専門学校、高校など36チームが参加。コンテストはロボットの走行タイムを競う“競技部門”と、ソフトウェア設計の表現力を審査する“モデル部門”の2部門の得点を総合的に評価する。今年は上位4チームが11月に横浜で開催されるチャンピオンシップ大会に出場できる。

 1日目に行われた走行競技では、2回の走行とも安定したレース運びで軽快にコースを走り、各所に設けられた難所も危なげなくクリアし、ポイントを重ねた。
 この競技部門で、NiASETは、企業や大学の強豪チームを押さえ堂々の第1位となった。
 代表の小川君は「アクシデントなく実力を発揮できた。前半にスピードを抑えて安全に走らせたことが良かった」とレースを振り返ってくれた。

 また競技終了後、日本ナショナルインスツルメンツ社とのコラボレーションでLabVIEWを使った倒立振子制御について下島教授が解説し、学生がETロボットを使ってデモンストレーションを行った。

 全国大会出場を狙い、好結果を出したNiASETだったが、モデル部門での得票が伸びずおしくも出場権を獲得することはできなかった。



◇長崎総合科学大学NiASETメンバー

NiASET:小川孝幸君(情報学部知能情報学科3年)
    大槻祐一郎(同3年)
    塚本健人君(同3年)
    内田康馬君(同2年)

LabVIEW:鶴孝行君(同3年)
    米山真司君(同3年)


◇ETロボコンとは?
日本の産業競争力に欠くことのできない重要な「組込みシステム」分野における技術教育をテーマに、決められた走行体で指定コースを自律走行する競技。同一のハードウェアに、UML等で分析・設計したソフトウェアを搭載し競うコンテスト。


□情報学部知能情報学科
http://www.it.nias.ac.jp/haci/

□ETロボコン2012
http://www.etrobo.jp/2012/

大会の様子

大会の様子

障害物を感知しながら走行(写真左)、不安定なシーソーも台上の往復走行を決める(写真右)

障害物を感知しながら走行(写真左)、不安定なシーソーも台上の往復走行を決める(写真右)

最後は自走して見事にゴール!

最後は自走して見事にゴール!

倒立振子制御についてのデモンストレーションを行う

倒立振子制御についてのデモンストレーションを行う

他のチームの方と一緒に記念撮影!!(ピンクのTシャツがNiASET)

他のチームの方と一緒に記念撮影!!(ピンクのTシャツがNiASET)