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工学部公開講演会『再生可能エネルギー利用の現状と将来』が開催される(12/1)

 工学部公開講演会『再生可能エネルギー利用の現状と将来』が、12月1日(土)、長崎県勤労福祉会館で開催され、約150名の企業関係者、市民、学生、教職員が参加した。これは近年、地球温暖化問題に対する解決策のひとつとして、また東日本大震災以降は、原子力発電に替わるエネルギー源のひとつとして、再生可能エネルギーの利用が注目されており、国内外で、利用拡大に対する取り組みが加速している中、このような再生可能エネルギー利用の現状の認識と今後の取り組みの方向性を検討することが開催趣旨。
 公開講演会では、本学を代表して立石曉新理事長からの挨拶の後、基調講演として、内閣官房総合海洋政策本部事務局内閣参事官の阿部 聡氏より、「海洋再生可能エネルギー利用促進に関する国の政策」、長崎県産業労働部グリーンニューディール推進室室長の黒崎勇氏が「ナガサキ・グリーンニューディール」と題して、それぞれ講演した。
 その後、招待講演として、佐賀大学海洋エネルギー研究センター准教授の池上康之氏「新しいステージに向かう海洋温度差発電の現状と展望-再生可能エネルギーにおける安定的電源を目指して-」、太陽光発電技術研究組合専務理事の高塚 汎氏が「太陽光発電の市場の現状と将来展望」と題して、講演した。
 後半は、本学が文部科学省の「大学発グリーンイノベーション創出事業『緑の知の拠点』事業」に採択され(全国2件)、現在の取り組み状況について、電気電子工学科の池田雅博教授が「マイクログリッドとスマートグリット」、船舶工学科の林田 滋教授が「潮流発電」、機械工学科の平子廉教授が「バイオマス発電」について、それぞれ発表を行った。
 各講演、発表に対して会場からの質問も多数あり、活発な意見交換が行われた。

□詳細チラシ
/event/121201.pdf

□長崎総合科学大学 公開講演会・公開講座ページ
/public/

□長崎総合科学大学 工学部
http://nias.jp/faculty/engineering/

公開講演会の様子

公開講演会の様子

阿部 聡氏による基調講演

阿部 聡氏による基調講演

黒崎 勇氏による基調講演

黒崎 勇氏による基調講演

会場からも多数質問があった

会場からも多数質問があった

熱心に聴講する学生たち

熱心に聴講する学生たち