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公開講演会 『21世紀の科学技術 ~先端デバイスから医・食工学へ向けて~』 が開催される(2/5)

 長崎総合科学大学新技術創成研究所の主催により、第10回公開講演会『21世紀の科学技術 ~先端デバイスから医・食工学へ向けて~』が2月5日(火)、セントヒル長崎(長崎市筑後町)において、産学官の関係団体や一般市民、学生・教職員を含め約60名の参加で開催された。

 開会に当り、新技術創成研究所長の山邊時雄教授ならびに貴島勝郎学長が開会の挨拶を述べた。
 講演は、2010年のノーベル物理学賞テーマであり、将来最も有望視されている炭素材料グラフェンの特性とその応用研究の最前線や、超急速充電が可能なため電気自動車等への利用が期待されている電気二重層キャパシタ、更に人工心臓に使用される医用材料研究の詳細、患者の期待が高い人口網膜の研究、臨床研究および分子栄養学的がもたらす機能性食品の可能性などの講演5件と、引き続き総合討論があった。一般常識を覆すような内容に活発な質疑があり、先端科学研究や分子情報技術の進展が21世紀をどう変えていくのか、化学工学、生物学、医学など横断的な視点を交えて、その可能性を探った。


《講演1》
「ナノカーボンが拓く新たなエレクトロニクスの可能性」
 九州大学先導物質化学研究所 准教授 吾郷浩樹 氏

《講演2》
「関連材料技術の高度化によるキャパシタ発展の可能性」
 関西大学 化学生命工学部 教授・先端科学技術推進機構長 石川 正司 氏

《講 演3》
「バイオマテリアルが拓く医療」
 九州大学 名誉教授
 金沢工業大学ゲノム生物工学研究所 教授 松田 武久 氏

《講 演4》
 「工学技術の医療応用 ~電子の眼インプラントによる視覚再生~」
 長崎総合科学大学工学部電気電子工学科講師   清山 浩司

《講 演5》
「食品機能とメタボリックシンドローム予防」
 佐賀大学 名誉教授、西九州大学 健康栄養学科教授
 長崎総合科学大学大学院新技術創成研究所 客員教授 柳田 晃良 氏


《総合討論》
「先端材料から医・食工学へ向けて」

司会 : 新技術創成研究所教授 田中義人
パネリスト : 吾郷浩樹氏、石川正司氏、松田武久氏、柳田晃良氏、新技術創成研究所特任教授 谷山鉱太郎、同客員教授 杉田勝


□講演詳細資料はこちら
http://nias.jp/event/knys20130205.pdf

□新技術創成研究所
http://nias.jp/center/ri4/

講演会の様子

講演会の様子

(左)開会の挨拶を述べる山邊所長 (右)講演する吾郷氏

(左)開会の挨拶を述べる山邊所長 (右)講演する吾郷氏

講演する石川氏(左)、松田氏(右)

講演する石川氏(左)、松田氏(右)

講演する清山氏(左)、柳田氏(右)

講演する清山氏(左)、柳田氏(右)

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子