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船舶工学科がエンジニアリング会社セネル社の統合型造船3D-CADシステム「FORAN」を導入

 本学船舶工学科が、スペインの世界的なエンジニアリング・システム会社「セネル社」が開発した統合型造船3次元CAD「FORAN」を導入した。
 今月6日に、セネルジャパン・エンジニアリングアンドシステムズとCAD研究・教育のためのアカデミック・ライセンス契約を締結。6~8日の3日間、本学情報科学センター分室にて「FORAN」システムの操作トレーニングも行われた。今後は、4年生の卒業研究で「FORAN」システムを利用し、造船工学の研究や3次元CAD教育の中で活用する。
 本学科は船体モデリング/ライン図の作成や船首部形状データの取り込みと船首波浪圧力計算への応用、船殻構造のモデリングや強度解析などの利用を計画している。
 来年度の大学組織改編に伴い、船舶工学コースでは実践的な造船用3次元CADを活用した教育を開始予定。1年次にCADの基礎教育、3年次に船舶CAD、4年次に3次元CADを用いた造船設計を行い、ここでFORANを活用する。
 日本の大学がFORANのアカデミック契約を交わすのは、広島大学に続いて2例目。
 「海事プレス」(2013年6月20日)にも本学の導入に関して記事が掲載された。



「FORAN」とは
概念設計の第一段階から初期および船級設計を経て詳細なエンジニアリング設計に至るまで、FORANは船の設計と建造におけるコスト削減と生産性向上をかなえる基本ツール。


■工学部工学科船舶工学コース [2014年4月より]
/reborn/engineering.php#k-01


■工学部船舶工学科
http://www.ship.nias.ac.jp/


■セネル社 HP
http://www.senermar.es/NAVAL/foran/jp

FORANを使い作成した図(船首部分)

FORANを使い作成した図(船首部分)

セネル社との契約締結

セネル社との契約締結