NEWS

「東長崎エコタウン構想シンポジウム&見学会」を開催(7/27)

 長崎総合科学大学が中心となって進めている「東長崎エコタウン構想」について、一般市民への取組み状況等への理解を促進するため、「東長崎エコタウン構想シンポジウム&見学会」を7月27日、東部地区にこにこセンター(長崎市矢上町)で開催し、約80名の大学、企業関係者、一般市民がシンポジウムに参加し、このうち約50名が見学会にも参加した。
 これは、本学が東長崎エコタウン協議会、長崎市等とともに主催し開催したもの。

 シンポジウム開会にあたり、東長崎エコタウン協議会の山邊時雄会長、続いて長崎市の岡田輝彦副市長 、本学の貴島勝郎学長が挨拶し、それぞれの立場からこの活動の意義を述べた。 

 取組み事例報告では、先ず、知能情報学科の田中義人教授が、「エコタウン構想の進捗について」と題して概括報告を行い、三菱長崎機工株式会社環境プラント部長篠原信之氏が「"日本初!"廃棄物がでない下水処理場について」、建築学科の田中俊彦教授及び株式会社谷川建設の萬歳直喜氏が、「環境にやさしい家!ENEハウスについて」、そして
サイエンスリサーチ株式会社の代表取締役 副島勝則氏が「風力と太陽光を活用した発電装置について」と題して、それぞれの循環型社会を目指した取組みの特徴や進捗状況を述べた。
 
 続いて行われた見学会では、バスで各実証施設を巡り、各講師が市民や関係団体へ補足説明を行った。

 長崎総合科学大学では、2003年から重点的に行なってきた環境エネルギー技術に関する研究成果を基盤に、2009 年「東長崎エコタウン研究会」を発足。住民との対話を通じて環境に優しい街づくりを目指して、2011年東長崎エコタウン協議会を発足させた。一方で同年度からハウステンボスとの連携実証事業「緑の知の拠点事業」の採択を受け、学内に「マイクログリッド」を設置し、次世代エネルギーによるハイブリッドでの電力制御技術の研究をすすめるとともに、電力消費そのものを減らす研究も行なっている。

□東長崎エコタウン協議会
/enec/

東長崎エコタウン協議会の山邊時雄会長による開会挨拶

東長崎エコタウン協議会の山邊時雄会長による開会挨拶

シンポジウムの様子(貴島勝郎学長の挨拶)

シンポジウムの様子(貴島勝郎学長の挨拶)

田中義人教授がエコタウン構想の進捗について報告

田中義人教授がエコタウン構想の進捗について報告

本学シーサイドキャンパス内のENEハウスの見学

本学シーサイドキャンパス内のENEハウスの見学

風力・太陽光ハイブリッド発電機の見学

風力・太陽光ハイブリッド発電機の見学