統合型造船3D-CADシステム「FORANセミナー in 長崎」開催　野瀬教授が基調講演、松岡准教授が事例紹介を務める(11/6)

　スペインの世界的なエンジニアリング・システム会社「セネル社」が開発した統合型造船3次元CADシステム「FORANセミナー in 長崎」が11月6日(水)、ホテルニュー長崎で開催された(セネルジャパンが主催)。

　このセミナーで、本学船舶工学科の野瀬幹夫教授が「構造設計・解析の分野におけるソウトウエアの現状と今後への期待」と題して基調講演を行った。また、同学科の松岡和彦准教授がFORAN の活用事例を「長崎総合科学大学における取組みとFORAN の活用」と題して紹介した。

　船舶工学科は、船体モデリング／ライン図の作成や船首部形状データの取り込みと船首波浪圧力計算への応用、船殻構造のモデリングや強度解析などを利用している。
　来年度の大学組織改編に伴い、船舶工学コースでは実践的な造船用3次元CADを活用した教育を開始予定。1年次にCADの基礎教育、3年次に船舶CAD、4年次に3次元CADを用いた造船設計を行い、ここでFORANを活用する。


セミナー内容：

セネルジャパンの取組みのご紹介 （セネルジャパン 岩尾 康史氏）

基調講演／長崎総合科学大学 教授 野瀬 幹夫
「構造設計・解析の分野におけるソウトウエアの現状と今後への期待」

FORAN 船殻設計機能のご紹介
1. FORAN 船殻設計モジュール （セネル・韓国 Doo-Jin Lee氏）
2. FORAN-FEM リンク／共同研究についての経過報告 （セネルジャパン 笠井滋氏）
3. ユーザー様事例： FORAN による船殻モデリング （常石造船（株） 清水 源氏）

FORAN 艤装設計機能のご紹介 （セネルジャパン 笠井 滋氏）
1. FORAN の艤装設計リューション
2. FORAN 艤装オプションの活用と応用

FORAN の活用事例／長崎総合科学大学 准教授 松岡 和彦
「長崎総合科学大学における取組みとFORAN の活用」

セネル韓国法人（釜山）における取組みのご紹介 （セネル・韓国 Mun-Seob Cho氏）
韓国マリン・エンジニアリングにおけるFORAN 活用事例

FORAN 最新技術動向 （セネル・本社 Alfonso Cebollero氏）
1. 生産技術とPLM（製品ライフサイクル管理）における新機軸
2. FORAN 次期バージョンへのロードマップと期待される新機能
3. セネル・グループのマリン事業戦略

質疑応答

ご挨拶／FORAN 導入のメリットと可能性 （セネルジャパン 岩尾 康史氏）



□関連トピックス
船舶工学科がエンジニアリング会社セネル社の統合型造船3D-CADシステム「FORAN」を導入
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□長崎総合科学大学　船舶工学科
http://www.ship.nias.ac.jp/

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