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文部科学省 平成25年度「私立大学等教育研究活性化設備整備事業」に採択される(11/8)

 長崎総合科学大学は文部科学省の平成25年度「私立大学等教育研究活性化設備整備事業」において、タイプ1「建学の精神を生かした大学教育の質向上」とタイプ2「特色を発揮し地域の発展を重層的に支える大学作り」の2件にこの度採択された。
 
 これは、文部科学省が平成25年度より「大学力」の向上のため、大学教育の質的転換や、特色を発揮して地域の発展を重層的に支える大学づくり、産業界や国内外の大学等と連携した教育研究など、私立大学等が組織的・体系的に取り組む大学改革の基盤充実を図るため、経常費・設備費・施設費を一体として重点的に支援する「私立大学等改革総合支援事業」を、日本私立学校振興・共済事業団と共同して実施されるもの。この「私立大学等改革総合支援事業」の支援対象校選定においては、予め、各タイプの大学改革に資すると考えられる取組と当該取組を実施している場合の得点を選定基準として定めた調査票への回答をもとに、高得点の大学から採用される。この支援対象校に選定されると、私立大学等経常費補助の増額とともに、取組の実施に必要な設備費がある場合、「私立大学等教育研究活性化設備整備費補助金」により全額補助するもの。
 
 本学が採択された取組内容は「理工系学生の自律的な英語学習トレーニングを支援する学習環境整備プラン」と「キャリア形成を目的とした履修証明プログラム」。
 前者は本学の建学の精神に基づいた英語教育の更なる充実と強化を行い、「英語多読・多聴」のための図書・CD教材・機器を広く全学の学生が授業内外で常に利用できるように充実させ、学習環境を整備するもの。
 後者は、長崎県には高度に集積された造船業があり、情報産業の育成にも力を入れてきた背景があり、一方、本学は伝統ある船舶工学科を持ち、造船業界にも多数の人材を輩出していることから、本学のこれまでの実績をもとに地域の要望に応えるため、造船技術、組み込み技術、情報デザイン技術の分野において高度技術を習得した技術者を育成するためのもの。本学は、長崎県と人材育成の連携協力協定を締結し、これまでも学内で組込み制御技術者研修や高度溶接管理技術者養成講座などを実施している。
 今回の取り組みの一環として船舶工学科がエンジニアリング会社セネル社の統合型造船3D-CADシステム「FORAN」を導入し、3次元CADを活用できる人材育成にも寄与していくことを計画している。