本学が開発に携わった、水素を燃料とする国内初の「燃料電池船」が完成し、8月5日、五島市で船の完成を祝う式典が開かれました。
この「燃料電池船」は、環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」として、浮体式洋上風力発電の余剰電力で製造した水素を活用するために開発されたものであり、戸田建設株式会社を中心とした企業グループで事業が進められ、本学船舶工学コースは、日本唯一の船舶工学の教育・研究機関として、その船体設計・製作・燃料電池等の機器実装のとりまとめを担当しました。
2015年8月から、五島市の椛島沖で実証実験が開始されており、今後、CO2排出削減により、環境に優しく燃油負担の少ない漁船への展開も期待されています。
■工学部工学科船舶工学コース
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