本学の下高敏彰さん(大学院工学研究科博士課程総合システム工学専攻)と玖須理博さん(環境・建築学部人間環境学科4年生)が「東長崎エコタウン構想」の取り組みのひとつ、下水汚泥の水熱処理施設「メタサウルス」の技術によりつくられた肥料の研究について、12月1日、三菱長崎機工株式会社より「上半期業績表彰」を受けました。
この研究は、本学と長崎市、三菱長崎機工㈱と共同で実施しており、長崎市東部下水処理場に「メタサウルス」(下水汚泥処理プラント)を設置し、汚泥残渣(排出物)の減量化に成功しています。更に残った排出物が農作物に有効であることを解明、その肥料化に進展して注目を集めています。この肥料は既に肥料登録がされており、試験提供しているユーザーは現在100名を越え、長崎県のみらなず他県からの問い合わせも寄せられています。
下高さんと玖須さんは、一連の研究のなかで、ユーザー農地の土壌分析や長崎市農業センターにおいてカブやトマト栽培などへの実証研究を担当しており、今後もその活躍が期待されます。
□東長崎エコタウン協議会
http://nias.jp/enec/
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