10月15日、長崎市農業センターで「土づくり講習会」を開催し、約80名の市民が参加しました。
新技術創成研究所の薄田篤生研究員と下高敏彰研究員が講師を務め、「東長崎エコタウン構想」の取り組みのひとつ、下水汚泥の水熱処理施設「メタサウルス」の技術によりつくられた下水汚泥由来資材(発酵汚泥肥料)の活用について講習会を行いました。
前半は、薄田篤生研究員の土づくりに関する講義で土壌中の変化や発酵などのメカニズムを分かりやすくお話しました。後半は下高敏彰研究員と玖須理博(大学院修士課程2年)さんが下水汚泥由来資材(発酵汚泥肥料)を使って家庭で簡単に出来るボカシ堆肥の作り方の実演を行いました。
参加者からは実際の農作物への効果や使用法など熱心な質問が多く寄せられ、今後の実証成果に大きな期待を寄せている様子でした。
この研究は、本学と長崎市、三菱長崎機工㈱が共同で実施しており、地域のゼロエミッションの観点から東部下水道処理場で発生した下水汚泥由来資材の農地への利活用を目的に長崎市農業センターのハウスで農作物への実証研究を行っています。
講習会は長崎市と東長崎エコタウン協議会の共催で開催しました。
□東長崎エコタウン協議会
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