6月18日、長崎市農業センターで開催された「夏の恒例 すいかまつり」で「土づくり講習会」を開催しました。本学の下高敏彰(新技術創成研究所 客員研究員)さんと薄田篤生(同研究員、三菱長崎機工㈱)さんが講師を務め、約60名の市民が参加しました。
講習会は「東長崎エコタウン構想」の取り組みのひとつ、下水汚泥の水熱処理施設「メタサウルス」の技術によりつくられた肥料を使って家庭で簡単にできる土づくり(「ぼかし」)を紹介。この肥料は、本学と長崎市、三菱長崎機工㈱が地域のゼロエミッションの観点から東部下水道処理場で発生した下水汚泥由来資材の農地への利活用を目的に共同で研究しており、下高研究員らは長崎市農業センターで野菜栽培などへの実証研究を行っています。
また、延べ1000件以上のユーザー(一般の農業者)との試験栽培に取り組み、90パーセント以上のユーザーから収穫量の増加や食味の向上などの評価を得ています。
参加者は講習会終了後も農作物への効果や使用法などを熱心に質問していました。
□東長崎エコタウン協議会
http://nias.jp/enec/
□新技術創成研究所
http://www.iist.nias.ac.jp/