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船舶工学コース 海流発電装置の海上試験を実施

船舶工学コースは池上特命教授を中心とした研究チームで、911日より鹿児島県十島村海流発電企画実験株式会社からの委託共同研究として進めてきた海流発電装置シードラゴンの海上曳航試験を行いました。

 

海流発電装置“シードラゴン”は、海中浮遊式(海中グライダー式)の海流発電です。搭載された「MAKO」タービンは、シンプルな構造で量産が容易であり、大型化可能という特徴を持っています。

 

今回の海上試験では、発電装置をクレーン船で曳航することで疑似海流を発生させ、発電タービンの基本性能の確認試験ならびに海中での挙動を確認する曳航試験を行いました。

 

なお鹿児島県十島村の口之島・中之島周辺海域は、海流発電の適地として、平成296月に国の海洋再生可能エネルギー実証フィールドに選定されています。本発電装置も世界有数の強い海流である鹿児島県十島村海域の黒潮が持つエネルギーを利用するための装置です。