目 的
大学との連携によって、より専門的な研究内容に触れ、探求心を養う。また、実験・演習をとおして物理学や工学への興味関心を高め、科学的なものの見方・考え方を養う。
日程
- 令和3年12月8日(水) 11:00 ~ 14:25
- 猶興館高校 理数科1年生10名
- 開講式 11:00~11:20
場所:3号館4階 大会議室
挨拶、大学紹介(DVD)、質疑応答 - 体験学習① 11:25~12:25(60分)
『電子の働きを感じてみよう~電流センサー回路組立と回路シミュレーター体験~』
電気電子工学コース 清山 浩司 先生(1号館4階 情報科学センター分室)
体験学習② 13:15~14:15(60分)
『植物油からバイオマス燃料(BDF)を作ってみる』
生命環境工学コース 中道 隆広 先生(8号館3階 833講義室) - 閉講式 14:20~14:25
場所:3号館4階 大会議室
体験学習
電子の働きを感じてみよう
~電流センサー回路組立と回路シミュレーター体験~
《学生の感想》
実際に回路を作って仕組みを理解したり、また自分たちが回路の一部となってLEDを光らせたことは特に強い印象を受けた。さらにそれが医療に活用されていることに関しては驚いた。人間の手ではどうにもできないことを機械の力を借りて可能にするという感じが興味を引いた。
最初は組み立て方や構造が複雑そうで、回路の組立は難しいものだと思っていたけれど、思った以上にスムーズに手順通りに組み立てることができた。電子工学の力を使って、視力を失った人を目が見えるようにできることに驚いたし、これからの技術では腕などを作ったりもできることにとても興味深く思った。
電子工学は家電などを開発している、特にどれだけ小さくできるかということに力を入れていることが分かった。最小で7nmの大きさと知って驚いた。また、回路を組み立ててみて、電気は人間の中を通っていることが分かった。そしてその技術は医療でも使われていることを知った。
まだ使ったことがない器具を使って電気の実験をした。人は電気を通すことは知っていたが、実験ではしたことがなかったので、良い体験ができた。また、5人で手をつないでも電気が通ると知った。
一つの小さい電流センサー回路からとても明るいLEDライトがつくことに驚いた。人間の体を通して電流を流し、ライトをつけられることが印象に残った。電流を人の体を通して情報を伝えることができることを初めて知った。
植物油からバイオマス燃料(BDF)を作ってみる
《学生の感想》
バイオマス燃料について知りたかったので良かった。一番良いと思ったところは身近にある物でできるということ。さらにガソリンの代わりもできて石鹸も作れることはとても良いことと思った。バイオマス燃料が大切なことはいかに燃料を無駄にせずに使えるかが大切だということを実感できた。
廃油をそのまま捨てるのではなく、再利用して新しくバスを動かせるほどの燃料を作れることに驚いた。また、バイオマス燃料の作り方も比較的簡単で普通の人でも手に入る物で作れることにも驚いた。
身近なサラダ油から燃料を作ることができることが分かった。サラダ油とガソリンなどの違いとどのように油が変化していくのかを見ることができ分かりやすかった。ガソリンを車などで使っているが、これがもしバイオマス燃料に代わった場合、今回の実験を思い出すと思った。
家庭や薬局にある身近なもので燃料を作れることに驚いた。バイオマス燃料や地球温暖化など環境に関わることについて学んだり研究してみたいので、自由研究や課題研究で今日習ったことを実践してみたい。バイオディーゼル油を製造するときに「燃料ではなく、石鹸ができてしまう」と書いてあったので、その違いも研究してみたい。
自分たちの身近にある植物油から燃料を作れることを初めて知った。廃油などから燃料を作るのは環境に良いと思った。最近ガソリンなどが高くなっているので、バイオマス燃料が普及して環境に良い燃料が増えていってほしいと思う。