大学院新技術創成研究所の黒川不二雄学術(特命)教授が
IEEEより
「IEEE Life Fellow」を授与されました。
IEEE(米国電気電子学会、Institute of Electrical and Electronics Engineers)は、電気工学を源流とする通信・電子・情報工学とその関連分野を対象としています。学会の目的は、電気および電子工学、電気通信、情報工学ならびに関連分野の教育的・技術的進歩であり、専門分野ごとに計41のSocietyを持ち、それぞれに会誌(論文誌)を発行しています。 世界最大の学術研究団体であり、世界160か国以上に40万人以上の会員がいます。その中で、IEEEの指定する分野で非常に優れた資質、経験を有し、その分野において著しい貢献をした者に、推薦によりIEEE役員会が全会員数の2%以内でIEEE Fellowを授与します。
黒川不二雄学術(特命)教授は、2011年にIEEE Fellowを授与され、併せて同年にIEEE Fellow Award(for contributions to switching power converter control)を受賞されています。今回、さらに長年の活動と功績が認められ、IEEE Life Fellow(終身名誉会員)が授与されました。授与日は2022年10月17日で、資格の適用は2023年1月1日からです。
プロフィール
黒川不二雄学術(特命)教授
- 所属:大学院新技術創成研究所 電気電子情報部門
- 研究分野:電子回路、パワーエレクトロニクス
- 研究内容:高速ディジタル制御アルゴリズムおよび回路の開発研究として、高周波で動作するDC-DCコンバータ等の電力変換器のディジタル制御のためのアルゴリズムおよび回路方式を開発し、コンピュータ用電源、LED照明,電気自動車の充電器等へ応用している。また,衛星のエンジン制御システムの開発研究では,衛星の電気推進ためのホールスラスタエンジンの制御を機械学習による駆動システムで行っている。