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モノづくりの技術を拓く 大山健副学長◆長崎新聞


長崎総合科学大学の研究

長崎総合科学大学は、県内唯一の理工系私立大学として、モノづくり人材育成に取り組んでいます。その基礎となる教員の研究の一端を紹介します。

この世界の成り立ちを探る
「ALICE」計画
副学長・工学部教授

大山健

長崎新聞2023.2.5から
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プロフィール

  大山健教授

  • 長崎総合科学大学  副学長 博士(理学)
  • 研究分野:素粒子・原子核物理、計測技術、計算機科学、高エネルギー物理実験 ATLAS実験
  • 研究内容:量子色力学によれば、通常の物質のもととなるハドロンは、超高温(~150MeV)ではクォークやグルーオンが閉じ込めから開放され、自由に振る舞うような極限物質「クォーク・グルーオン・プラズマ(QGP)」に相転移すると予測されている。宇宙初期状態も同様の状態であったと考えられる。本研究では、CERN(欧州合同原子核研究機構)にあるLHC(大型ハドロンコライダー)のALICE実験に参加し、原子核同士を準光速で衝突させQGP生成を行い、その性質を測定する。大規模物理学実験においては、高度な計測技術と電子回路技術、および情報処理技術が欠かせない。FPGA、CPU、ネットワーク技術を駆使することで、検出器からの毎秒1テラバイトを超えるビッグデータを処理可能な高度計算システム(HPC)を開発し、QGPの測定を目指す。

ご案内

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