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第9回学生ものづくり&アイデアコンテスト◇長崎新聞社賞・KTNテレビ長崎賞を受賞

「第9回学生ものづくり&アイデアコンテスト」
株式会社亀山電機主催
長崎新聞社賞・KTNテレビ長崎賞を受賞

11月11日、長崎市油木町の長崎市科学館で株式会社亀山電機主催の「第9回学生ものづくり&アイデアコンテスト」が開催され、佐世保高専から8チーム、本学から5チームがエントリーしました。「しゅがらぼ16号(色で残高がわかるICカードケース)」がKTNテレビ長崎賞を、「しゅがらぼ17号(長崎くんちの曳物ロボット)」が長崎新聞社賞を受賞しました。金賞は佐世保高専「REDDO(みまもりcane)」でした。

参加チーム(プレゼン順)

  • しゅがらぼ18号
    『ブラウザで行うプログラミング教育』
    2020年より国が小学生へのプログラミング教育を必修化し、端末の供与と情報教育がなされています。しかし現状の端末(例:iPadやChromebook等)は単体での使用を想定しており、アプリの追加も難しいため端末外の電子工作キットとの連携に課題があります。そこで、端末に搭載されているウェブブラウザに注目しました。ブラウザを介してロボットと通信し、ブラウザ上でプログラミングします。プログラムのコンパイルなどの作業はロポット側が自動で実行します。そのため、端末に新しいアプリを導入する必要がなく、教育の現場ではプログラミング教育に集中することができます。提案手法が実社会に実装されれば端末に依存しない開発環境が整い、子供たちの論理的思考能力の向上に頁献できると思います。


  • NiAS安価な水中ステレオカメラの開発
    『NiAS安価な水中ステレオカメラの開発』
    長崎総合科学大学船舶工学コース松岡研究室では、「養殖DX」の実現を推進する研究を行っている。昨年度は「給餌状況の観察・撮影」「養殖生簀の点検」等を目的とした低価格ROV (水中ロボット)の開発に関して報告した。養殖において、魚の成長度(特に体重)を「データ」として把握・管理することは重要なテーマである。従来は、魚を網ですくい、麻酔した後にサンプリング計測を行う、といった方法がとられていた。計測とデータ化には大きな手間がかかり、さらに魚を傷つけてしまう可能性もある。そこで本研究室では安価な水中ステレオカメラ(撮影治具)を製作した。このカメラは、人間の目の両眼視差と同じ仕組みで、水中撮影した対象物を立体的に認識することが出来る。将来的には水中ロボットに取り付けることで遠距離からロボットを操作しながら撮影出来るように計画している。


  • しゅがらぼ16号(KTNテレビ長崎賞)
    『色で残高がわかるICカードケース』
    長崎は坂や階段が多いため日常的にバス使う人が多く、同時にICカード利用者も多く存在しています。ICカードは小銭の支払いが便利な一方で、一目で残高がわからず、バスに乗り込んでから残高が足りないことに気が付くことが多々あります。昨今はスマートフォンが普及し、スマートフォンを使って残高の確認をすることができます。しかしながらスマートフォンを使うことが難しい高齢者がいたり、充電切れなどでスマートフォンを使えないときなどがあり、必ず確認できるとは限りません。また、スマートフォンで確認をするためにはアプリを起動する必要があり手間や時間がかかります。そこで私たちは、ICカードの残高に応じて色が変わるパスケース型の機器を提案します。


  • しゅがらぼ17号(長崎新聞社賞)
    『長崎くんちの曳物ロボット』
    私たちの作品は、遊びながら長崎くんちの魅力を体験できるロボットです。ロボットは演し物の曳物を模した小型ロボットであり、使用者の音声やコントローラー操作で動作する機能を持ちます。長崎くんち特有の文化である、曳物の動きや観客の掛け声をこのロボットを通して触れることができます。1つ目は音声による操作です。これは、観客が行う掛け声を体験してもらうものであり、「もってこーい」と声をかけるとロボットが使用者の方へ戻ってきます。2つ目は、演し物で使われる采をモチーフとしたコントローラー操作です。これは、采を決まった動きに振ることで、前進後進や回転といった曳物の動作をします。これらの機能は長崎くんちならではの機能であり、実際の見た人に喜ばれる機能だと考えています。


  • NiAS“船つくり”を育てる立体パズル
    『NiAS“船つくり”を育てる立体パズル』
    近年3Dプリンターが発展し、立体物を精密に製作する技術が向上してきた。大型プリンターも開発されたことで工業分野でも利用が拡大している。また、個人でも入手可能な比較的安価な製品も普及しており様々な分野でも利用されている。そこで、近代造船業発祥の地である長崎にて、3Dプリンターの造船工学教育分野での活用に関する取組を行った。具体的には様々な船舶模型の作製を試みた。LNGタンカーの模型は実際の建造方法と同じように分割したブロックにすることで、組み上げる人に船の建造方法を分かりやすく教えることが出来る。様々な場所で子供達にこの模型を組み上げてもらったときの反応は、非常に好評であった。


メディア

長崎新聞2023.11.16から

ご案内

  • 第9回学生ものづくり&アイデアコンテスト(株式会社亀山電機ホームページ)はこちら

しゅがらぼ16号チーム(KTNテレビ長崎賞)

しゅがらぼ16号チーム(KTNテレビ長崎賞)

しゅがらぼ17号チーム(長崎新聞社賞)

しゅがらぼ17号チーム(長崎新聞社賞)

本学参加チーム

本学参加チーム