「次世代EVエネルギーシステム愛三工業共同研究講座」設置に関する共同記者会見
長崎総合科学大学(所在地:長崎県長崎市、学長:黒川不二雄)と愛知県大府市に本社を構えトヨタ自動車株式会社の持分法適用会社である愛三工業株式会社(代表取締役社長:野村 得之)は、カーボンニュートラルの実現に向け、電気自動車(EV)に搭載される高効率電力変換器およびその制御技術の研究開発を目的とした共同研究講座を開設。本共同研究講座では、次世代のEV向け電力変換技術に関する最先端の研究を推進し、エネルギー効率の向上と持続可能な社会の実現に貢献することを目指します。電力変換技術は、EVで使用する電力の効率化を図るだけでなく、エネルギーマネジメントの新たな可能性を拓くものです。
共同研究講座開設式
- 日時:2025年3月27日(木)午前10時30分〜
- 会場:長崎総合科学大学3号館4階会議室
- 出席者
- 長崎総合科学大学 学長 黒川 不二雄
- 愛三工業株式会社 電動システム開発本部 本部長 福森 英夫
長崎総合科学大学 黒川不二雄学長挨拶
本日、愛三工業株式会社様との共同研究講座の設立を迎えられたことを非常に嬉しく思っております。本学を代表して、心より感謝申し上げます。現在、皆様もご承知の通り、カーボンニュートラルの実現に向けたCO2削減が進められており、特に自動車業界はCO2削減に対して重要な責任を担う時代に突入しています。
愛三工業株式会社様は、トヨタ自動車の持分法適用関連会社で、トヨタ自動車向けを中心とした自動車部品(主に燃料ポンプモジュール、スロットルボデー、キャニスタ、エンジンバルブなど)の製造・販売を主力としています。自動車業界は、本学の学生にとって設計分野が特に魅力的であると考えられます。しかし、自動車業界は機械工学や生産技術、電気自動車(EV)に関する知識に加え、電気・電子技術やそれらを制御するためのプログラムや情報技術にまで広がっています。このように多様な分野は、本学で学ぶ学生にとって非常に関連性が高いと考えられます。
本共同研究講座は、次世代のEVエネルギーシステムに注目し、車両、電気システム、バッテリー、モーター駆動などの分野におけるエネルギーの効率的な利用方法について研究と開発を行うことを目的としています。この講座における研究の重要性はもちろんですが、人材の育成にも力を入れていく方針です。
この人材育成には二通りあり、一つは、本学の学生が愛三工業様で研究や技術、実践等を学ぶことです。もう一つは、愛三工業様の若手社員に本学に来ていただいて学んでいただくことです。すでに二名の方が本学で1年間学び、一人はハード分野、もう一人はソフト分野において知識を深め、職場で活躍されていると伺っています。このように、今後も本学の技術を活用できるだけでなく、本学の学生を就職先として受け入れることも可能です。学生にとっては、共同研究を通じて自身の将来を考える貴重な機会となるでしょう。共同研究講座は、人材育成と技術の両面を兼ね備えた非常に意欲的な共同研究講座であると言えます。これらのことから、本学が将来のエンジニア育成において重要な役割を果たすことができると考えていますし、その指針となるのではないかと思います。学生の皆さんにこの共同研究講座を通じて愛三工業株式会社様を知っていただき、共に成長し、確実に良い成果を上げていくことを目指します。
愛三工業株式会社様のさらなる発展を祈念し、私の挨拶とさせていただきます。
愛三工業株式会社と本学の教職員および学生との記念写真
メディア
長崎新聞 2025年3月28日
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長崎総合科学大学
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