長崎県立島原高等学校
目的
文理研究科生徒の科学に対する興味・関心を高め、科学的なものの見方・考え方に触れるとともに、大学における学びを体験し、進路意識を涵養する。
体験学習要項
日時
- 令和7年7月28日(月) 11:50~15:40
参加者
- 文理探究科 1年生 81名
スケジュール
- 開講式 12:30~12:45
- 挨拶、大学紹介DVD 等
場所:3号館4階 大会議室
- 挨拶、大学紹介DVD 等
- 体験学習 13:00~15:00
- ①「船舶海洋試験水槽で実験してみよう~燃料消費量の少ない船、どんな形がいいのかな?~」
石川 曉 先生(船舶工学コース)
場所:船舶海洋試験水槽
- ②「医療機器を安全に動かしてみよう」
川添 薫 先生(医療工学コース)
場所:1号館141教室→ 19号館2階ICU・透析室(集合1階解剖実験室)
- ③「ロボットを動かそう!」
下島 真 先生(知能情報コース)
場所:18号館2階
- ④「科学実験を通じて、環境分析や再生可能エネルギー技術の世界を見てみよう」
中道 隆広 先生(生命環境工学コース)
場所:18号館1階生命環境実験室
- 閉講式 15:15~15:30
- 場所:3号館4階 大会議室
体験学習の様子
「船舶海洋試験水槽で実験してみよう~燃料消費量の少ない船、どんな形がいいのかな?~」
石川 曉 先生(船舶工学コース)
学生の感想
- 最初は船に興味がなかったのですが、講座名に惹かれて受講しました。実際に参加してみるとクイズなどもあり楽しく学べ、細かいところまで観察することができました。船舶海洋試験水槽も見学でき、とても貴重な経験になりました。
- 今回の講座では主に船について学びました。特に印象に残ったのは、船には速度によって最適な形があるということです。以前は最適な形は1つしかないと思っていたので、この発見には驚きました。
「医療機器を安全に動かしてみよう」
川添 薫 先生(医療工学コース)
学生の感想
- 医療について多くのことを学び、自分がなりたい職業に就くためには、今からの勉強がとても大切だと改めて感じました。また、医療機器は6年ごとに買い替えや修理が必要で、看護師はそのたびに新しいことを学ばなければならないので、大変だと思いました。
- 医療に興味があり、この講座を選びました。実際に機械がどのような場面で使われるかを体験談を交えて教えてもらい、とても理解できました。臨床工学技士や医療機器についても詳しく知ることができ、非常に関心を持ちました。今回学んだことを参考に、自分の進路を考えていきたいです。
「ロボットを動かそう」
下島 真 先生(知能情報コース)
学生の感想
- プログラミングを工夫してコースに沿って車を動かすのが楽しかったです。また、速度や曲がり具合を調整しながら協力して進めることができました。どんな部品をどのように接合してロボットが作られているのかにも興味を持ちました。
- 大学には堅苦しくきっちりしたイメージがありましたが、仲間と協力して自由にプログラミングを重ねるうちに、楽しさや興味深さが先行し、以前のイメージは自然に消えました。先生がとても丁寧に教えてくださり、印象に残る有意義な時間となりました。
「科学実験を通じて、環境分析や再生可能エネルギー技術の世界を見てみよう」
中道 隆広 先生(生命環境工学コース)
学生の感想
- 日本の食品自給率は30%と低いものの、エネルギー自給率は12%とさらに低いことがわかりました。これまでバイオマスには良い印象を持っていましたが、食料との競合や原生林の破壊など、問題点もあることを知りました。将来、バイオマス系の研究をしたいと考えているので、このような体験ができて良かったです。
- 今まで注目していなかったバイオディゼールについて、実験を通して楽しく学ぶことができて嬉しかったです。中学校から実験が好きで、意見を交換しながら楽しく進められたことが良い思い出になりました。また、あやふやだった「バイオマス」についても詳しく知ることができてよかったです。