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人間環境学部「ISOの家」の事業が長崎県から助成決定(7/23)

7月23日(月)、長崎県庁内の県政記者室で長崎県が助成する「学生さんのまちおこし・地域づくり事業」の活動について、助成先の発表が長崎県地域政策課長より記者発表された。

長崎県が「自ら行うまちおこしや地域づくり等の事業企画」を県内の大学・短大・工業高等専門学校の学生グループから公募し、応募総数26件の中から書類審査を通過した12件で、7月1日に二次審査のプレゼンテーションが行われた。
この中から最終的な選考を経て今回9件が採択された。

本学の人間環境学部の学生で作る「ISOの家」(代表:同学部環境文化学科3年高山幸樹君)が事業テーマ『リサイクル資源回収活動』で採択を受け、記者発表時にリーダーの中村祥子さん(4年)が事業活動について説明した。
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【事業の内容】
事業テーマ『リサイクル資源回収活動』

[目的]
 自治会と協働で実施している古紙回収活動において高齢者の古紙運搬を手伝うことにより、回収率の向上、環境問題への意識向上、地域コミュニケーション環境づくりを展開。

[内容]
 現在、宿町自治会が担当する古紙回収の利益を地域通貨(クーポン券)で循環させるシステムを導入。

新たな取組み
●高齢者から連絡を受け、活動グループが自宅まで取りに行く回収方法を新たに追加。
●連絡手段として使用する携帯電話を高齢者にも所持してもらい携帯電話の活用により高齢者の相談相手になったり、地域コミュニケーション環境づくりを実現。

協働団体:長崎市宿町自治会
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【審査委員コメント】
●高齢化という問題を抱える自治会との協働は有意義。
●身近な課題を解決しながら新しい相互扶助型のシステムが構築出来る点がよい。
●高齢者とのコミュニケーションは地域の重要課題であり、リサイクル推進や高齢者のひきこもり対策、生き甲斐対策としても面白い。
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当日は本学の他、長崎大学の地域遺産探検団(事業テーマ:地域
遺産で活性化)と県立長崎シーボルト大学山本ゼミ(事業テーマ:
空き店舗を活用した長与町中央商店街の活性化(学生、住民、
商店街のコラボレーション)が出席し、事業活動を説明した。

記者会見の様子

記者会見の様子

事業内容を説明する中村さん(前列真ん中)と高山君(後列右)

事業内容を説明する中村さん(前列真ん中)と高山君(後列右)