日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム主催の海洋開発設計・制作セミナー「自動運航船避航プログラミングコンペティション」が、2025年10月11日(土)から13日(月・祝)にかけて、大阪公立大学中百舌鳥キャンパスで開催されました。
本セミナーは、自動運航船技術をテーマに、学生が短期間で操船アルゴリズムの構想・設計・実装・発表までを行う実践型のプログラムです。全国から理工学系学生12名が参加し、避航アルゴリズムの完成度や有効性を競い、本学から参加した学生が所属するチームが、優れたアルゴリズム設計力と実装力が評価され、見事2位に入賞しました。
近年、海運業界では人手不足や安全性・効率性向上の観点から、自動運航船の社会実装が急速に進められています。本セミナーへの参加を通じて、本学学生は実社会の課題に直結した技術開発を体験し、次世代の海洋開発を担う人材として貴重な経験を積みました。本学では今後も、実践的な教育・研究活動を通じて、海洋分野をはじめとする先端技術分野で活躍できる人材の育成に取り組んでまいります。
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム主催
海洋開発設計・制作セミナー「自動運航船避航プログラミングコンペティション」に参加して
本コンペティションには、本学以外の学生と交流できることに加え、既に卒業された先輩方から非常に有意義であったと聞いていたので参加しました。また、自動運航技術にも興味があり、専門家の方から実践的に学べる点に魅力を感じました。ホバークラフトを実船に見立て、障害物や他船を回避しながら目標位置に接岸する課題に取り組み、最終日に成果を発表しました。2泊3日という短期間でホバークラフトの挙動や自動制御の理解を深めることには苦労しましたが、作業時間外にはチームを越えて他大学の学生と交流し、作業計画を立てる時間は非常に有意義で楽しいものでした。さらに、画像認識を含む自動制御技術は、自身の研究である潮流下稼動型海中ロボットの開発にも応用できると感じ、分野を越えた技術のつながりと学びの重要性を強く実感しました。
私は現在、古野研究室に所属しており、潮流下でも安定して稼動できる海中ロボットの姿勢制御に関する研究を行っています。特に外乱や通信用ケーブルに発生する抗力の影響を考慮した制御手法の検討と、センサデータを用いた姿勢推定機能の実装を目的とした開発作業に現在力を入れています。
大学院 工学研究科修士課程生産技術学専攻 1 年 稲垣 裕太さん