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長崎県立猶興館高等学校と教育活動に関する連携協定を締結しました(9月15日)

長崎総合科学大学・長崎県立猶興館高等学校 協定締結式

2026年9月15日(火)、長崎総合科学大学3号館3階会議室において、長崎県立猶興館高等学校と「教育活動の連携協力に関する連携協定」を締結しました。
本協定は、両校の教育活動や指導内容について相互理解を深めるとともに、情報交換や交流を通じて、高校生の視野を広げ、探究活動への意欲を高めることを目的としています。また、高校生が本学の教育・研究内容への理解を深める機会を創出することで、高等教育・大学教育の活性化を図り、地域社会の発展と人材育成に寄与することを目指します。
今後は、「総合的な探究の時間」や学校設定科目「課題研究」等における講師・学生の派遣、本学の施設・設備の利用など、さまざまな形で連携・協力を進めていく予定です。
今回の協定締結を契機として、両校の連携をさらに深め、教育・研究分野における交流や学びの機会を充実させるとともに、高校生の探究活動や将来の進路選択につながる取り組みを推進してまいります。

【左から】松添 秀喜 校長  黒川 不二雄 理事長・学長

協定締結式

日時:2026年9月15日(火) 10:30~

会場:長崎総合科学大学 3号館 3階会議室

出席者

  • 長崎県立猶興館高等学校   
    • 松添 秀喜  校長
    • 小森 貴   教頭
    • 江上 良恵  文理探究科主任
  • 長崎総合科学大学   
    • 黒川 不二雄  理事長・学長
    • 廣瀬 圭一   副学長
    • 蒲原 新一   教務部長
    • 上野 恒信   事務局長

調印(松添秀喜校長)

調印(黒川不二雄理事長・学長)

質疑応答の様子


長崎総合科学大学 黒川 不二雄 理事長・学長 挨拶


本日は、長崎県立猶興館高等学校様との高大連携協定締結式にあたりまして、ご多用の中、校長の松添秀喜先生、教頭の小森貴先生、文理探究科の江上良恵先生にご臨席を賜り、誠にありがとうございます。
猶興館高等学校は、旧平戸藩の私塾を起源とされ、長きにわたり平戸地域の教育を担ってこられた、非常に歴史と伝統のある高等学校であると存じております。
平戸は、古くから海外との交流の窓口として栄え、長崎よりも早く海外との貿易が行われ、新しい知識や文化を積極的に取り入れてきた、非常に先進的な地域であったと認識しております。
そうした歴史を背景に、猶興館高等学校では、長い伝統を大切にしながら、普通科や文理探究科において、自立と自発の精神を育む教育、そして地域の課題に向き合う探究学習にも力を注がれていると伺っております。歴史と伝統を大切にしながら、新たな学びにも積極的に挑戦されていることに、大変意義を感じております。

一方、本学も、日本の近代化とともに歩んできた大学でございます。
本学は、長崎造船専門学校として創立され、造船や海洋技術を中心に、我が国の重工業の発展を支える人材を育成してまいりました。
日本には、いわゆる「造船8大学」と呼ばれる大学があり、本学もその一つとして、造船分野の教育・研究を担ってきた歴史がございます。
しかし、時代の変化とともに、造船を専門的に前面に掲げる大学は少なくなってまいりました。本学も、長崎造船大学という名称から現在の長崎総合科学大学へと変わり、学部・学科の再編を経て、現在は工学部の船舶工学コースとして、その伝統を受け継いでおります。

そうした中、現在、国においても理工系人材の育成や、理系分野の強化が進められております。高校においても、理系を志望する生徒を増やしていくことが求められており、大学においても、理工系分野の教育をさらに充実させていくことが重要になっています。また、近年は、造船分野を取り巻く環境も大きく変化しております。世界的な脱炭素化やデジタル化に加え、我が国においても造船産業の再興に向けた動きが進んでおり、造船分野は今、新たな転換期を迎えていると感じております。

本学では、こうした社会の変化を踏まえ、2027年4月から「先端工学部」を開設いたします。脱炭素化、いわゆるグリーンとデジタル化を軸として、新しい工学教育を進めようとしております。その中で、造船・船舶分野の重要性が高まってきたことを受け、「グリーン船舶システム学科」を設置いたします。「グリーン船舶システム学科」では、これまで本学が培ってきた造船・海洋技術の伝統を基盤としながら、脱炭素技術やAI、デジタル技術などを取り入れ、新しい時代の造船を支える人材を育成していきたいと考えております。
また、本学では、グリーンやデジタルだけではなく、AI、宇宙、量子など、これからの社会を支える新しい分野にも挑戦しております。これまで培ってきた歴史や伝統を大切にしながら、それを最先端の科学技術や産業につなげていくことが、本学のこれからの役割であると考えております。

そうした中で、本日、このように猶興館高等学校様とご縁をいただき、高大連携協定を締結できますことを、本学としても大変嬉しく思っております。今回の協定を機に、猶興館高等学校の生徒の皆様には、本学での学びや研究に触れていただくとともに、AI、GX、DXをはじめとする幅広い先端技術についても、ぜひ学んでいただきたいと思っております。
また、地域探究などを通じて、高校と大学がそれぞれの教育の強みを生かしながら交流を深め、新たな教育の可能性を一緒に広げていくことができればと考えております。
猶興館高等学校様が長い歴史の中で培われてきた地域とのつながりや探究の学びと、本学が培ってきた工学・科学技術の教育研究を結びつけることで、生徒の皆様の新たな学びや将来の進路につながる取り組みを進めていければと思っております。

本日の協定締結を一つの契機として、これから末永く交流を深め、互いに学び合いながら、地域の未来を担う人材の育成につなげていければと考えております。
本日は誠にありがとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。