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人間環境学部の学生が棚田オーナーとして田植えをおこなう(6/4)

 6月4日(日)、人間環境学部の1年生から4年生までの学生13名が、長崎市外海町にある大中尾棚田で田植えを行った。

 この活動は、人間環境学部が去年から参加している大中尾棚田オーナー制度の活動の一環。大中尾棚田は江戸時代から続く棚田であり、急勾配の土地に作られた様々な大きさと形の田と、約4km離れた水源から水を引くための用水路が、貴重な歴史と文化を育んできた。このような棚田を守っていくために、地元の農家が中心に大中尾棚田保全組合が結成され、多くの人に棚田の魅力を知ってもらうためのオーナー制度を続けている。人間環境学部では、棚田の自然と歴史、その保全、そして食物の生産について考えるため、このオーナー制度に参加している。播種から、田植え、草取り、稲刈り、脱穀までを行う。

 今回は、一月前に播いた種から発芽した苗を、農家の人の指導を受けながら植えていった。去年も参加した学生は慣れた手つきで、初めての学生は泥に足を取られながらも、苗がしっかり根付くように注意しながら植えていった。田植えが終わった後は、まだ冷たさの残る水で足を洗い、自分たちの田の前で雄大な眺めを楽しんでいた。