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もしもに備え、「心肺蘇生法」の講習会を開催(7/14)

7月14日(金)、3号館学生コミュニティスペースにおいて「心肺蘇生法講習会」を開催。学生、教職員30名が参加して、「AED(自動体外式除細動器)の講習」、「救急心肺蘇生法の演習」を行いました。
昨年の法改正により、今まで医師や救命士にしか使うことが出来なかった除細動器を一般の方も使うことが認められ、本学にも保健センターに1台を常備している。
AEDの講習は、ビデオによる説明と、実際の装置を使って(株)ヤガミの担当者が実演し、学生も体験した。操作は音声案内にしたがって使用するから簡単なようだが、「パットを決められた場所へ正確に貼り、電気が分散しないよう貼り方にも気をつける」ことの注意と「使用する勇気」が必要と講師から説明があった。
その後、共通教育センターの岡先生(保健体育)より心肺蘇生法の手順・方法の説明があり、実際に学生、教職員は人形を使って手順等にしたがって体験しました。

AEDとは、心臓の心室が小刻みに震え、全身に血液を送ることができなくなる心室細動等の致死性の不整脈の状態を、心臓に電気ショックを与えることにより、正常な状態に戻す器械です。
突然死の死因のほとんどは心臓疾患(心臓突然死)。その大部分は心室細動という病気らしいです。心室細動になると心臓がけいれんし、ポンプとしての役割が果たせず、助かるチャンスは1分経過するごとに約10%づつ失われ、10分後にはほとんどの人が死に到るそうです。この心室細動を正常な状態に戻す唯一の方法は除細動。そこで、早期の除細動ができるAEDの使用が必要となるわけです。