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産学連携でデザイナーズ階段を開発

 長崎総合科学大学と稲沢鉄工所(長崎県松浦市)、長崎出身のデザイナーが産学連携プロジェクトで協力し、デザイン性の高い階段「スカラッタ」を開発し、評判を集めている。
 階段のデザインは、長崎出身でイタリア・ミラノ在住のプロダクトデザイナーである富田一彦氏。本学の山中孝友産学官連携コーディネーターと工学部建築学科の宮原和明教授、安井信行助教授が協力し、開発計画を進めた。宮原教授と安井助教授は主に強度計算や実用性についてのアドバイスを行った。
 今回5種類の階段が完成し、6月に東京で開かれた「建築リフォーム&リニューアル展」に出品され、評判を集めた。階段は組み立て式で、1日で組み立てが可能。商品名「スカラッタ」はイタリア語の「スカラ」(階段)と「スカラータ」(のぼること)をもとにした造語。

産学連携によって開発されたデザイナーズ階段

産学連携によって開発されたデザイナーズ階段

写真右よりプロダクトデザイナーの富田一彦と開発に協力した宮原教授、安井助教授

写真右よりプロダクトデザイナーの富田一彦と開発に協力した宮原教授、安井助教授