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博士学位論文公聴会が開催される(2/20)

2月20日(金)、グリーンヒルキャンパス17号館201講義室において、大学院工学研究科博士課程の博士学位論文公聴会が開催された。

1.学位申請者:清水 明氏(長菱設計株式会社 勤務)
  論文名:「高温ガス炉水蒸気改質装置の性能評価に関する研究」

 21世紀の後半に主要なエネルギー源となると期待されている水素は、現在は化石燃料(メタン)から製造されていますが、反応に必要な熱も化石燃料を燃やして供給しています。この反応熱を原子力エネルギーで供給するようにすれば、化石燃料が約30%節約できます。この論文は、原子力エネルギーを利用して水素を作るための「水蒸気改質装置」の性能について研究したものです。


2.学位申請者:堤 雅徳氏(三菱重工業株式会社 勤務)
  論文名:「蒸気タービン翼列における二次流れ発生機構とその制御に関する研究」

 蒸気タービンの性能は、この約1世紀以上の間に改善され続け、現在では90%以上のレベル(神様が創った完全に損失がないものを100%としたときの比較)に達しています。この論文では、いままで改善が遅れていた、高さの低い(短い)翼の中で発生する二次流れ損失について研究し、改善するものです。

論文発表する清水氏

論文発表する清水氏

公聴会の様子(清水氏)

公聴会の様子(清水氏)

論文発表する堤氏

論文発表する堤氏

公聴会の様子(堤氏)

公聴会の様子(堤氏)