NEWS

温泉バイオディーゼル燃料製造装置の始動式に藤川教授が出席(3/19)

 3月19日(木) 13:30より、雲仙市小浜町歴史資料館で「余熱利用バイオディーゼル燃料製造装置」の始動式が行われ、「温泉バイオディーゼル燃料研究会」会長の本学工学部機械工学科の藤川卓爾教授が出席して関係者とともに装置の除幕を行った。
 これは、長崎県環境保健研究センターが、食品の調理や製造によって発生する廃食用油を用いて、バイオディーゼル燃料を製造する際に、電気ヒーターの代わりに温泉熱エネルギーを利用することによって、環境負荷ならびにランニングコストを低減するために開発しているものである。
 始動式には、仁井所長以下の長崎県環境保健研究センターのメンバー、雲仙市長(代理)、井上組合長以下の小浜温泉旅館組合のメンバー、島原工業高校、島原農業高校の教員と生徒をはじめ関係者数十名が出席した。
 この装置は、1日180Lのバイオディーゼル燃料を製造することができる。平成21年度には温泉熱を使用しての燃料製造試験を実施する。
 本学では、バイオマスをガス化してガス燃料としたり、メタノールを合成する研究を実施しているほか、バイオディーゼル燃料を使用するバス「クリーンNiAS号」を通学用のシャトルバスとして運行している。

□長崎総合科学大学工学部機械工学科
http://www.mech.nias.ac.jp/mechtop.htm

温度105℃の源泉の前で県環境保健センターの説明

温度105℃の源泉の前で県環境保健センターの説明

装置の除幕(右側が藤川教授)

装置の除幕(右側が藤川教授)

除幕されたバイオディーゼル燃料製造装置

除幕されたバイオディーゼル燃料製造装置

島原工業高校、島原農業高校の生徒の説明

島原工業高校、島原農業高校の生徒の説明

長崎総合科学大学のバイオディーゼル燃料を使用するバス「クリーンNiAS号」

長崎総合科学大学のバイオディーゼル燃料を使用するバス「クリーンNiAS号」