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本学教員が長崎原爆被害記録フィルムのデジタル化に研究着手

 長崎原爆被害記録フィルムのデジタル映像化に取り組んでいる、大矢正人工学部電気電子工学科教授と長崎平和文化研究所の研究グループ5名が、このほど長崎原爆資料館が保管する16ミリフィルムをハイビジョン映像としてデジタル化した。
 これは被爆後の長崎の被災映像を米国戦略爆撃調査団が撮影した16mmのカラーフィルムで、後世に残す記録として学術的価値に着目、3年計画のテーマとして研究に取り組む。
 デジタル化作業は東京の映像会社に依頼し、色の変色や劣化の修正を行い、当時の映像としてはリアルな映像に仕上がった。

 今後は撮影場所・日時を被爆者の方の協力のもと確認し、その映像と現在の映像を重ね、当時を思いおこすことができるような資料を作り上げるよう計画している。
 また、映像の公開については今後に向け長崎原爆資料館と利用方法の検討を進める予定。

 この研究成果については全国ニュースで報道され、現在マスコミ各社から取材が相次いでいる。


○長崎平和文化研究所
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被爆記録映像デジタル化の研究を進める大矢教授

被爆記録映像デジタル化の研究を進める大矢教授

テレビ局からの取材を受ける

テレビ局からの取材を受ける

長崎平和文化研究所所員会議の様子

長崎平和文化研究所所員会議の様子

長崎港を撮影した映像

長崎港を撮影した映像

市内の寺院の映像

市内の寺院の映像