長崎総合科学大学第7回公開講演会が12月13日(日)、長崎市立図書館1階多目的ホールにて、一般来場者、教職員を含め75名の参加で開催され、中央大学総合政策学部教授 目加田説子氏が『市民発、軍縮・平和へのアプローチ ~対人地雷・クラスター爆弾禁止条約から次の展開へ~』と題し講演を行った。
講演では、世界で起こっている紛争や諸問題、社会で形成されている政府・企業・市民社会の3つのセクターについて説明、またNGOやNPOの定義と活動について解説、軍縮運動で活発に拡大している市民社会セクターの役割の重要さを話した。
次に軍事作戦で使用され一つの爆弾に数百個の小爆弾が搭載されるクラスター爆弾について仕組みや特徴を説明し、被災地域では未だ不発弾がたくさん存在して除去者や子供たちが人的被害に遭い、クラスター爆弾が対人地雷化している実情と問題を訴えた。このクラスター爆弾を禁止する「オスロ条約」の制定と内容を解説、対人地雷の禁止条約に比べ制約が限られており、国際法による規制の相違点を指摘。また、特定通常兵器使用禁止制限条約の概略や、自らクラスター爆弾除去作業中に被災し両手両足をなくしクラスター爆弾禁止活動に取り組んでいるセビリア人活動家と来日同行したエピソードを会場に紹介した。
講演終了後 質疑応答が行われ、日本での市民社会セクターの活動状況、クラスター爆弾の犠牲者支援、など会場から活発な質問が相次いだ。
目加田氏はクラスター爆弾禁止に関わるテーマを中心に、軍縮にかける意義、民間団体の役割の重要さを、熱意を持って会場に訴えた。
○長崎平和文化研究所
/center/ri3/
講演では、世界で起こっている紛争や諸問題、社会で形成されている政府・企業・市民社会の3つのセクターについて説明、またNGOやNPOの定義と活動について解説、軍縮運動で活発に拡大している市民社会セクターの役割の重要さを話した。
次に軍事作戦で使用され一つの爆弾に数百個の小爆弾が搭載されるクラスター爆弾について仕組みや特徴を説明し、被災地域では未だ不発弾がたくさん存在して除去者や子供たちが人的被害に遭い、クラスター爆弾が対人地雷化している実情と問題を訴えた。このクラスター爆弾を禁止する「オスロ条約」の制定と内容を解説、対人地雷の禁止条約に比べ制約が限られており、国際法による規制の相違点を指摘。また、特定通常兵器使用禁止制限条約の概略や、自らクラスター爆弾除去作業中に被災し両手両足をなくしクラスター爆弾禁止活動に取り組んでいるセビリア人活動家と来日同行したエピソードを会場に紹介した。
講演終了後 質疑応答が行われ、日本での市民社会セクターの活動状況、クラスター爆弾の犠牲者支援、など会場から活発な質問が相次いだ。
目加田氏はクラスター爆弾禁止に関わるテーマを中心に、軍縮にかける意義、民間団体の役割の重要さを、熱意を持って会場に訴えた。
○長崎平和文化研究所
/center/ri3/