全国高校生設計アイデアコンテスト

2024年度 第27回全国高校生設計アイデアコンテスト

結果発表
テーマ:~キャンパスと地域を結ぶ場~

審査経緯

第27回全国高校生設計アイデアコンテストの審査結果が出ました。受賞作品を発表したいと思います。
今回の課題は「キャンパスと地域を結ぶ場」と題して、小さな休憩兼交流施設の提案となっています。応募作品は25点で、例年と比べると、総数が減っているが、日本国内に限らず、海外の高校からも応募があったことはうれしい限りです。
作品はどれも素晴らしいアイデアがあって、優劣がつけられるものではないと考えますが、アイデアをどれほど作品に図面に表現できたかによって、投票の結果が左右されるのではないかと考えます。本学の学生と教員による投票、そして教員による最終審査を経て、以下の作品が選ばれました。応募者全員に感謝の意を申し上げたい。
審査委員 李桓+建築学コース教員一同

審査結果

最優秀賞

兵庫県立尼崎工業高等学校(3年生)吉岡 謙輝(よしおか ゆずき)さん
担当教員 金江 絵里香 先生

「Wave. やま・なみ 休憩所」

シンプルな曲線形の屋根の組み合わせによって、山並みあるいは浪のイメージを表現し、屋上も利用できるようなデザインとなっています。


優秀賞

三重県立四日市工業高等学校(1年生) 堀田 琴恵(ほった ことえ)さん
担当教員 有馬 智昭 先生

「ガリバー水族館 地域のみんなと学ぶ環境問題」

魚の目と人間の目の両方が体験できるように、水槽の機能を持つ建造物とそれを巡る階段で場所を構成した想像力豊かな作品となっています。ダイナミックな図面表現です。


優秀賞

洗足学園高等学校(1年生) 長谷川 結生(はせがわ ゆい)さん
担当教員 丸山 藍里 先生

「ペンギンライトハウス」

ライトハウスをイメージしたデザインで、ペンギンのオブジェを取り入れて、家具を含めた各階のデザイン的な工夫が見られます。また、寄付型自販機や避難場所案内板の設置など、ユニークな発想が込められています。


入賞

開明高等学校(3年生)
柴田 りょう (しばた りょう)さん
担当教員 野村 昌史 先生

「まあるい出会い場~つい訪れてしまう、そんな空間を目指して」

開放感を大切にしつつ、交流を促すために円形を生かした設計となっています。1階部分における黒板や自動販売機の設置は、壁の内側と外側をうまく利用しています。

三重県立四日市工業高校
平田 乃愛 (ひらた のあ)さん
担当教員 有馬 智昭 先生

「大学に行こう!
    地域で取り組むものづくり」

子供から大人まで、異なる身長に対応できるように床をデザインし、大学生と小学生と一緒に楽しめるような工夫が施されています。

長崎県立大村工業高校(1年)
下鳥 愛花 (しもとり まなか)さん
担当教員 本田 望 先生

「光と海の休憩所」

海のイメージを取り入れ、光の演出を図るデザインとなっています。円形のベンチはあえて起伏あるように設計され、様々な座り方ができる遊び心が感じられます。

長崎県立長崎工業高等学校(3年)
吉田 凛 (よしだ りん)さん
担当教員 中村 啓介 先生

「光に照らされる風の道」

木材の長所を意識して、風の通りやすさや光の演出効果を図るデザインとなっています。家具と建物との一体的な設計が工夫されているところです。

長崎県立長崎工業高等学校(3年)
山根 颯太 (やまね そうた)さん
担当教員 中村 啓介 先生

「ガーデンアクアリウム」

シンプルな設計でありながら、魚が泳ぐ水槽との組み合わせによって、リラックスの効果が図られています。


最優秀賞・優秀賞・入賞(PDF)

工学部工学科 建築学コース


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