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国際会議icSmartGrid2024で最優秀賞を受賞

大学院工学研究科修士課程電子情報学専攻の稲形僚也さんがFirst Best Paper Awardを受賞

2024年5月27日から29日にポルトガルのセトゥバル市で行われたスマートグリッドに関する国際会議12th International Conference on Smart Grid (icSmartGrid2024)で、本学大学院工学研究科修士課程電子情報学専攻の稲形僚也さんが最優秀賞のFirst Best Paper Awardを受賞しました。icSmartGrid2024は、国際電子ジャーナルのInternational Journal of Renewable Energy Research (IJRER)が主催、IEEE IAS(米国電気電子学会産業応用部門)およびIEEE IES(同産業エレクトロニクス部門)協賛し、スマートグリッド技術に関係する太陽電池、風力、バイオマス発電、バイオ燃料、燃料電池、地熱発電などのグリーンエネルギー源とその電力変換回路やシステム、さらには省エネ技術に関する国際会議です。発表件数は厳しく絞り込まれ、密度の濃い議論が成されています。この国際会議に、本学の大学院の松井信正教授をリーダとする研究グループで “Comparison of Data Partitioning Method using LSTM for Power Demand at a Clinic” (共著:稲形僚也、水野 裕志准教授(大阪電気通信大学)、崔智英准教授(本学総合情報学部)、黒川不二雄教授(学長)、松井信正教授(副学長・工学部長))と題する論文を投稿し、稲形僚也さんが口頭発表を行いました。受賞した論文は、人工透析のクリニックの電力需要を人工知能AIで予測する場合に、AIのパラメータが予測結果へ与える影響を比較・検討しています。電力需要のデータ量に応じたAIのパラメータの決定方法を示し、データ量が少ない場合でも高精度のAIが生成できることが高く評価されています。今回の国際会議では36カ国から161件の論文が投稿され、その中から21件(約14.9%)の優秀な論文を選出し、優秀論文の中で最も優れた論文として「First Best Paper Award」が贈られています。

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